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米山 喜平 院長

KIHEI YONEYAMA

患者さんに寄り添い、一人ひとりの願いをかなえる――。心臓のスペシャリストが在籍する高血圧専門クリニック

聖マリアンナ医科大学卒業。循環器内科を専門に、母校の大学病院などで20年にわたり経験を積む。2021年、たまプラーザ駅そばに『田園調布高血圧クリニックかなえ』を開設し、現在に至る。

米山 喜平 院長

米山 喜平 院長

田園都市高血圧クリニックかなえ

横浜市青葉区/新石川/たまプラーザ駅

  • ●内科
  • ●循環器内科

2度のアメリカ留学を経て、心臓のスペシャリストに

米山 喜平 院長

クリニックのHPにも書いていますが、僕には誰もが持っている3つのものがありません。その1つが薬指で、中学1年生のときに不慮の事故で切断することになってしまったのです。このときはもう、本当に痛くて、痛くて……。「この苦しみから救ってくれるならば何でもする!」と思っていた自分に手を差し伸べてくれたのが、医師や看護師など医療者の方々でした。これをきっかけに医療を志すようになったものの、しばらくは遊びや部活に夢中になっていた時期がありました。それでも全国制覇を果たしたのちは一転して勉強に打ち込み、聖マリアンナ医科大学に合格することができました。
大学卒業後は母校の循環器内科に籍を置いて研鑽を積みました。この分野で博士号を取得したのち、ジョンズ・ホプキンス大学(米)に留学する機会に恵まれ、研究の成果をまとめた論文が循環器関連の代表的な専門誌に掲載されたこともありました。アメリカ留学はこの後にもう一度経験することになるのですが、世界中から集まる優秀な医師たちと切磋琢磨する中で実力をつけられたこと、心臓のスペシャリストといえるまでに成長できたことは、自分にとって大きな財産になっていると思います。

患者さんに寄り添い、一人ひとりの願いをかなえるクリニック

米山 喜平 院長

母校の大学病院などで20年にわたり経験を積み、この場所に『田園調布高血圧クリニックかなえ』を開設したのは2021年でした。勤務医時代の20年間、診療の中心となる患者さんは脳梗塞・心筋梗塞・不整脈があったり、人工透析をしていたりする方でした。自分の治療で患者さんがよくなられることもあれば、どうしても救うことのできない命・治せない病気もありました。そうした中、多くの患者さんに共通していることとして「高血圧症を患っている」「血圧の薬を服用している」ことがあると気付いたのです。
このクリニックを開いた大きな目的は、高血圧の原因を突き止め、早い段階から適切に対処することによって、一人でも多くの患者さんを「高血圧から卒業させる」こと。クリニック名の「かなえ」には、健康でありたいという患者さんの願いを僕たちが「かなえて差し上げましょう」という思いを込めました。医師主導の医療ではなく、あくまでも患者さんを中心に、患者さんのお気持ちを尊重しながら診療していきたいと考えています。幸いにも当院にはそれぞれに専門性を備えた医師が20名ほど在籍しておりますので、高血圧のほか心臓病や慢性疾患をお持ちの方にもご来院いただければと思います。

各分野のスペシャリストによる専門性の高い診療を提供

米山 喜平 院長

『田園調布高血圧クリニックかなえ』という名前のとおり、当院は高血圧に特化したクリニックです。高血圧とは文字どおり血圧が高い状態を指しますが、この状態が長く続くと血管の壁がもろくなって動脈瘤ができ、動脈瘤破裂やくも膜下出血など命に関わる病気を引き起こす恐れがあります。一方で、人間の体は血管の破裂を防ごうと血管の壁を硬くする……これが「動脈硬化」と呼ばれるものです。動脈硬化は心筋梗塞(心臓)や腎不全(腎臓)のほか、閉塞性動脈硬化症(手・足)や眼底出血(目)など全身の病気につながります。高血圧を治療することは、そうしたさまざまな病気を予防するためにも大事なことなのです。
私は日本循環器学会が認定する専門医の資格を持っていますが、当院にはほかにも糖尿病や甲状腺(内分泌代謝)といった各分野のスペシャリストが連携して診療にあたっています。高血圧の原因をきちんと把握し、重症化のリスクをしっかりと見極めたうえで、一人ひとりの患者さんに適した治療やご提案をできることが強みです。お薬を使って重症化を防いだり、食事・運動療法で体重減少を目指したり。そうして最終的にはこのクリニックを卒業していただくことが私たちの願いであり、患者さんの願いをかなえて差し上げることだと思っています。

患者さんを中心にしたチーム医療で「お薬ゼロ」を目指す

診療の際、初診の患者さんについては丁寧な問診に加えてさまざまな検査を行います。心電図・血管年齢・血液検査によって原因を正しく特定したうえで、その方に薬が必要かどうかを慎重に判断するようにしています。たとえば、すでに心筋梗塞や脳梗塞があったりする場合には、重症化予防の意味から薬物治療を提案することもあるでしょう。しかし重症化するリスクが低いと判断する場合には、一定期間お薬を使ったのちに食事療法などへ移行し、最終的にお薬ゼロを目指します。
実は以前、食事指導をしていた患者さんから「健康のためにシリアルとヨーグルトを食べ、野菜ジュースや甘酒なども飲んでいるのに痩せない」といったご相談をいただいたことがありました。そしてこのときに僕は、患者さんの体質や病状にあった減量法を提案することの大切さを学んだのです。もちろん、食事療法を行った全ての患者さんが減量に成功して薬が必要なくなるわけではりませんが、正しい生活習慣をご指導する中で高血圧も改善することができたらうれしいです。僕たち医療者もチーム一丸となって、一人ひとりの患者さんを全力でサポートしたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

『田園調布高血圧クリニックかなえ』は「たまプラーザ駅」から徒歩1分のビル2階で診療しています。
僕はこのクリニックで診療するほかにも、自分の専門分野に関する講義を動画配信したり、チームドクターとして競技会に参加したりといった活動もしています。そうした中で培った「聴く力」「支える力」「連携する力」を武器に、一人ひとりの患者さんに適した治療やアドバイスを差し上げたいと思っています。何かお困りのこと・ご心配なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。


※上記記事は2023年5月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

米山 喜平 院長から聞いた
『心筋梗塞』

心筋梗塞を予防するためのポイントは、食生活・生活習慣の見直し

心筋梗塞は、冠動脈が詰まることで心臓の筋肉が壊死(えし)する病気です。冠動脈には心臓に血液を送る役割がありますが、この血管が詰まると心臓の筋肉に栄養や酸素を届けることができなくなるため、激しい胸の痛みなどが生じます。
心筋梗塞の主な原因は、血管が厚くなって弾力性を失う「動脈硬化」です。動脈硬化は高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病や喫煙などによって引き起こされ、傷ついた血管の壁にコレステロールなどが沈着することで血管が硬く・狭くなるといわれます。動脈硬化が進行すると血栓ができ、血流が急激に低下することで血管が閉塞(心筋梗塞)するのです。
心筋梗塞は長期にわたり生活習慣の乱れが続くことによって引き起こされるとされています。そのため栄養バランスのよい食生活を心がけ、適度な運動を取り入れることが予防につながると考えられます。

グラフで見る『米山 喜平 院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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