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保﨑 一郎 院長

ICHIRO HOSAKI

こどもたちの健康を守ることを目指して。子育て世代の皆様のすこしでも力になりたい

昭和大学医学部卒業。同大学藤が丘病院小児科に勤務。長津田厚生総合病院、同愛記念病院、横浜旭中央総合病院を経て、2021年に『ひっぽこどもアレルギークリニック』を開院。

保﨑 一郎 院長

保﨑 一郎 院長

ひっぽこどもアレルギークリニック

川崎市高津区/溝口/溝の口駅

  • ●アレルギー科
  • ●小児科

圧倒的な魅力を感じて小児科医の道に

保﨑 一郎 院長

父をはじめ、叔父や従兄弟も、皆がお医者さんでした。医療を身近に感じられる環境にいたことは確かですが、逆に身近すぎたのかもしれません。どちらかといえば水産学部や農学部に興味があり、初めはこの道に進もうとは考えていなかったのです。父と話したのは、進路について少し思い悩んでいた頃でした。あらためて話を聞いてみると、お医者さんという仕事がやりがいに満ちていると感じられたのです。それを契機にこの道を歩むことを決めました。
小児科を選んだのは、臨床実習で感じた雰囲気が決め手でした。それまで自覚したことはなかったのですけども、子供が本当に好きだったということなのでしょうね。もう圧倒的に魅力にあふれていると感じ、迷うことなく小児科を選択しました。
以降、大学病院で15年、総合病院で10年研鑽を積み、2021年に『ひっぽこどもアレルギークリニック』を開院いたしました(東急田園都市線「高津駅」より徒歩10分)。勤務医時代は、藤が丘や長津田の地で多くの時を過ごしました。アレルギーの患者さんは、長く経過を見ることが多いのです。彼らや彼女らを引き続き診る上でも、この場所はぴったりでした。実は、私の祖父は川崎で開業していました。いま振り返ると、不思議な縁に導かれたのかもしれませんね。

感染症対策には万全を期して

保﨑 一郎 院長

お魚が好きで水産学部に進もうと思っていたこともあり(笑)、待合室の中央には水槽を設置しました。きれいですし、子供も退屈しないですよね。新型コロナウイルスの影響もあり、院内には本やおもちゃをおかない傾向にあります。その点、見て楽しめる水槽は安心でもあるんですよね。
クリニックでは通常の診療室と乳幼児健診・予防接種の入り口を別々とし、受付や待合室、診察室も院内感染を防ぐ目的で区分けしています。お熱のあるお子さんと一緒の空間にいることを不安に思う方もいらっしゃることでしょう。物理的にそれを避けることで、安心して来院いただける形となっています。

何でも話していただける雰囲気を大切に

保﨑 一郎 院長

ご家族が話しやすい雰囲気を作っていきたいですね。「こんなこと聞いてもいいのかな……」などと躊躇されることなく、病気のことや育児のこと、何でも気軽に聞いていただけるような雰囲気を重視していきたいと考えています。
それぞれのご家庭に子育ての方針や考え方があると思います。当然、それは尊重しなければなりませんが、生死に関わるものについては、医療に携わるものとしてより正確な知識を提供することは義務と心得ています。今は様々な情報が巷にあふれている状況ですから、判断に迷われることも多々あるでしょう。根拠のある知識があれば、より良い方向に進むことは難しいことではありません。実際、ちゃんとお伝えしますと、わかってくださる親御さんがほとんどです。

増え続けるアレルギー診療にも力を

小児科全般を診ていく中で、アレルギーの診療にも力を入れています。
花粉症に関しては、舌下免疫療法を取り扱っています。内服薬や点眼、点鼻、吸入等はあくまで対症療法であり、症状を和らげてくれるものにすぎません。それに対して舌下免疫療法は、現状で唯一の根本的治療となります。
食物アレルギーについては、負荷試験をクリニックでおこなっています。これは、食べられる量を見極め、少量ずつ摂取することによって食べられる時期を早くすることを意図するものです。一昔前まで、アレルギーが起こりうる食物は完全に除去するというのが一般的でした。しかし、血液検査の数値が高くても食べられる子はいますし、その逆もあるということで、現在では安易に「食べない」という選択肢を取ることは少なくなってきています。
ご存知のように、昨今、食物アレルギーのお子さんは年々増えている状況です。牛乳、卵、大豆、小麦など、複数の食品を避ける子も増えています。そうなりますと、外食もできないですし、お菓子などは一切食べることができません。制限がかかるということは不自由な生活を強いられるということでもあり、1つでも食べられるものを見つけてあげることができればと思っています。

これから受診される患者さんへ

『ひっぽこどもアレルギークリニック』では、土曜日日曜日も診療をおこなっています。お忙しい方もご自身のご都合に合わせ、気軽に来院いただければと思います。
小児科でよく言われますのが、お母さんの「違う」という感覚は正しいということ。常にそばにいるお母さんやお父さんが「いつもと違う」と感じれば、往々にして、何か起こっている可能性が高いということなのです。受診を躊躇される必要はありません。また、子育てに関するご相談でももちろんけっこうです。気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2021年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

保﨑 一郎 院長 MEMO

アレルギー専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味:ゴルフ
  • 好きな本:影法師、百田尚樹
  • 好きな映画:『天国からまたチャンピオン』
  • モットー:「自然体」
  • 好きな音楽:スーパーフライ
  • 好きな観光地:北海道

CLINIC INFORMATION