五十嵐レディースクリニック
川崎市多摩区/南生田/生田駅
- 産科
- 婦人科
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五十嵐 豪 院長への独自インタビュー
赤ちゃんとお母さんを支える産婦人科専門医として
父が医師をしておりましたので、私は父の背中を見ながら育ったという感じです。と言いましても、はじめから医師を目指していたわけではなく、高校2年生までは文系でした。実は、血を見るのがダメだったものですから、「医師にはなれない」と思っていたんです。ところがある時、道端にカエルが押し潰されているのを見つけて、「もしかして大丈夫かもしれない」と(笑)。今思えば、「医師になりたい」という自分の気持ちを誤魔化していただけなのかもしれません。高2の途中から理系に転じて、聖マリアンナ医科大学に進学しました。
私が専門としている産婦人科は、大学5年生から始まった実習で、最初に回った診療科でした。私としては、内科医だった父を見習い、「死に直面している患者さんを救いたい」との気持ちで救命救急を志望していたのですが、産婦人科の先輩方にそれは熱心に誘っていただきまして。最終的に、自分の技術によって赤ちゃんとお母さんを2人同時に助けられること、患者さんに「また来てくださいね」と言える唯一の診療科であることに魅力を感じ、産婦人科医になることを決めました。
大学病院で培ったスキルを踏まえて、地域に根ざした診療を
聖マリアンナ医科大学を卒業した後は、そのまま母校の産婦人科に籍を置き、研鑽を積みました。振り返れば18年間、分娩や夜間救急に携わりながら産科病棟を守り、外来診療では女性医学を専門に、更年期や生理不順などのお悩みを伺ってきました。女性特有の症状に対応するほか、不妊治療や内視鏡といったスキルも身につけ、がん治療以外のことはひと通り経験してきたという感じです。そうして日々の診療にあたるなか、とくに更年期といわれる40代以降の女性から多く寄せられたのが「美容」にまつわるお悩みでした。年齢を重ねる中での外見的な変化に対して、何らかのアプローチができないものか。目の前にいる患者さんのために力を尽くしたいと思っても、高度な医療をおこなう大学病院では難しい部分がありました。そのため、自分の理想とする医療といいますか、自分がやりたいと思える診療を実践していくために、自分のクリニックを開こうと決めたのです。
『五十嵐レディースクリニック』の開業は、2020年7月でした。聖マリアンナ医科大学OBの1人として大学病院をバックアップするとともに、スムーズな病診連携ができるようにと考え、大学病院からも近いこの場所での開業となりました。これからこの地域に根をおろして、女性のみなさんの美と健康を守り、すこやかな生活を支えていきたいと考えています。