おおしま内科
川崎市川崎区/駅前本町/川崎駅
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大島 康男 院長への独自インタビュー
増え続ける糖尿病患者、入局直後から治療に力を入れて学ぶ
私の父は下北沢で商売をしていました。実家の商売とは違った道で人の役に立ちたいと考えて選んだのが、医学の道です。東邦大学卒業後は研修を受けた後、神奈川県内にあるいくつかの医療機関で研鑽を積み、当時川崎市内にあった川崎市社会保険病院での勤務を経て、2010年におおしま内科を開院致しました(JR「川崎駅」より徒歩2分、「京急川崎駅」より徒歩1分)。その後、患者さんの利便性の高い場所で診療したいと考え、2014年に今の場所に移転しました。
大学卒業後、特に専門に学んだのは糖尿病疾患。入局した医局の恩師との出会いがきっかけで学び始めました。当時は患者さんもそれほど多くない疾患でしたが、インスリンの効き方など薬の効果もはっきりしていて、治療経過が目に見えて分かるため学ぶことに魅力を感じましたね。病態が分かりやすいため、基本を理解していると病気の治療を進めやすいのが糖尿病の特徴です。昔と比べると治療方法も進歩していて、薬もこの10年ほどの間に劇的に変化しましたね。
開院当初から検査・指導プログラムの充実に力を注ぐ
当院の診療科目は内科と糖尿病内科です。風邪などの体の不調から糖尿病、高血圧症、高脂血症、肥満などの生活習慣病まで幅広く診療をおこなっています。特に糖尿病治療は食事療法から生活習慣の指導、服薬、インスリン療法まで幅広い治療に対応しています。眼科など外部の医療機関との連携も可能ですので、合併症など重篤な症状の方にもすぐに対応できます。生活習慣病でいらっしゃる方がほとんどですので、予防接種や内科の診療は患者さんの体調管理の一環としてやっているという面が大きいですね。
開院の際に力を入れたのは、検査設備・指導体制の充実です。生化学検査や血清検査など、糖尿病や生活習慣病に必要な検査設備は一通り揃え、インスリンや甲状腺ホルモンに関わる検査は1時間程で結果が分かるなど、中小の総合病院に比べても遜色ない体制が整っています。検査室のほかにも看護師指導室と栄養指導室をそれぞれ2部屋ずつ設けていますので、患者さんのプライベートにも配慮して生活指導を受けていただくことができるのも大きな特徴です。
患者さんは30代以降の幅広い年代の方が受診されています。糖尿病の場合は膵臓のインスリンを出す細胞が壊れてしまうことによる、1型糖尿病と生活習慣による2型糖尿病があるのですが、若い方は1型の方がほとんどです。また、糖尿病に関しては遺伝的要因もありますので、身近な方が罹患していた場合には発症することも十分考えられるので注意が必要です。ほかの生活習慣病では、やはり健康診断などで数値の異常を指摘されて受診される方が多いですね。近隣からいらっしゃる方のほか、糖尿病疾患では江東区からみえる方もいらっしゃいます。研究の参考にしたいと、製薬会社から薬の使い方や治療の様子を見学に来られることもありますよ。
検査の結果、合併症の可能性がある場合や手術による対応が必要な場合には、外部の医療機関を紹介しています。ただ、合併症も患者さんの病態により必要な治療は変わります。例えば糖尿病網膜症にしても難しい手術が必要な場合、簡単な手術で済む場合、定期的な検査で良い場合とさまざまです。症状に合わせて適切な医療機関をご紹介いたしますのでご安心ください。