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國又 肇 院長

HAJIME KUNIMATA

乳がんの早期発見・早期治療に努め、1人でも多くの方の大切な命を救うお手伝いを

千葉大学医学部卒業。同大学医学部附属病院放射線科医員となる。その後、虎の門病院放射線科、公立学校共済組合関東中央病院放射線科に勤務。2015年より公立学校共済組合関東中央病院乳腺外科を兼任。2020年5月に『武蔵新城ブレストクリニック』を開設(JR南武線「武蔵新城駅」より徒歩2分)。

國又 肇 院長

國又 肇 院長

武蔵新城ブレストクリニック

  • ●乳腺外科
  • ●放射線科

縁深い土地で、地域の皆さまの健康を守ることに役立っていきたい

國又 肇 院長

小さな頃はあまり身体が強い方ではなかったものですから、医療のお世話になることが多々ありました。その記憶が脳裏にずっとあったのでしょう、いざ進路を決める段になると、医療を通じて人の役に立てるように、と考えるようになっていたのです。
大学卒業後は母校の放射線科に籍を置きました。放射線科は、画像を通して全身を診る科です。ちょうどCTやMRIがどんどんと発達していく時期でもありましたし、今や診断に欠くことのできない画像診断のスペシャリストして大きな役割を果たしていければと考えての選択でした。
全身を診ていくと申しましたけれど、その中でサブスペシャリティというものがやがて出てきます。私はキャリアの前半は肝胆膵等の診断を中心とし、その中で超音波検査に熱心に取り組むようになりました。超音波検査は乳腺の分野でも非常に重要なもので、当時始まったばかりの乳房造影超音波検査も数多く施行しました。それが縁で乳腺外科の先生たちに多くのことを教わり、乳腺診断外来を受け持つようになりました。乳がん診療ではマンモグラフィ、超音波、CT、MRIなど多くのモダリティを用いて、総合画像診断をおこなっていきます。私はこのように画像診断の面から乳がん診療に携わっていき、その後乳がん診療全体に広く取り組んできました。
『武蔵新城ブレストクリニック』は2020年5月に開院いたしました。私は川崎に十年あまり住んでいます。この辺りは以前からの散歩コースでもあって、そうした意味で馴染みのあるところで開業を迎えられたことを光栄に思っています。

乳がん検診と乳房に関する診察を専門とするクリニック

國又 肇 院長

『武蔵新城ブレストクリニック』は乳がん検診と乳房に関する診察を専門とするクリニックです。画像診断の専門家であり、乳腺の専門医である私がマンモグラフィ、超音波等を用いた診察をおこない、疾患の有無・状態を診断してまいります。異常があれば、細胞診や針生検等の精密検査をおこない、手術等の治療が必要と判断した場合には近隣の提携している医療機関にご紹介することになります。

日本においては、乳がん検診の受診率はまだまだ低いというのが現状です。欧米では乳がんの受診率が上がることで、乳がんによる死亡率が下がることが確認されています。受診率が低い日本ではその状況には至らず、むしろ増えている状況にあり、乳がんは女性のがんとしては最も多い部類に入ります。乳腺専門のクリニックが地域にあることで、その状況を少しでも改善していけたらと思いますし、それがこのクリニックを開設した大きな理由なのです。

患者さんのご希望に合わせた治療計画を提案

國又 肇 院長

治療のガイドラインはあるわけですけれど、患者さんには、それぞれ背景というものがあります。ご家族の状況もそうですし、年齢やお身体の状態もそうでしょう。しっかりと話し合い、その方に合った道をお示しすることが私の役割と考えています。一人一人の患者さんに時間をとり、しっかりと話し合っていきたいと思っています。

乳がんの治療は、手術ですべてが解決するのではなく、抗がん剤治療やホルモン療法といった補助療法が必要となります。乳がんの性質や進行状態により、それらの治療をおこなっていくことになります。基幹病院でそうした治療をおこなうことはもちろん可能ですが、当クリニックでその役割を担うことも十分に可能です。「できれば近くで」というご希望があるのも承知しておりますし、検診だけではなく、相談事も含むアフターケアもしっかりやっていければと思っています。

高性能の3Dデジタルマンモグラフィを導入

クリニックでは最新のマンモグラフィ(3D)を導入しています。マンモグラフィでは乳房を圧迫し、乳腺の重なりをできるだけ抑えて検査をすることになります。従来のマンモグラフィは平面で撮るものですから、どうしてもその乳腺の重なりにある小さな病変が見えにくいという面がありました。3Dとなったことで、小さな病変や変化も仔細に観察できるということになります。
大きな病院では、検査の予約をし、別な日に検査をおこない、また結果を聞きにいく、という手間がかかることがあります。こちらではその日のうちに検査をして、結果も説明できるということが患者さんにとっては大きなメリットになると考えています。

これから受診される患者さんへ

乳がんは、ご自分で自己触診をして見つけることもできますし、乳がん検診を定期的に受けることによって発見が可能です。大事なことは、早期に発見し、早期に適切な治療を受けることができれば、ほとんどの乳がんは治すことができる、ということです。ご自身の健康のために、そしてご家族のためにも、早期に病気を見つけるということを心がけていただければと思います。

※上記記事は2020年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

國又 肇 院長 MEMO

放射線科専門医 /乳腺専門医 /超音波専門医

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:旅行、マリンスポーツ
  • よく手にとる本:医療関連書籍
  • 好きな観光地:京都

國又 肇 院長から聞いた
『大腸がん[直腸がん・結腸がん]』

受診する機会を逃さないことで未然に防ぐ

大腸は、約1.6mの臓器でその個人の身長とほぼ同じ長さと言われています。肛門側に消化した食事を運ぶ蠕動運動と、水分を吸収することで便の形成に働いています。大腸は盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸および肛門に分類されます。肛門から約12cmまでは直腸と呼ばれ、排便機能に特に重要です。それより口側が結腸となります。大腸がん(結腸がんと直腸がんの総称)は、罹患数および死亡数ともに増加傾向で、2021年における女性のがんによる死亡数の第1位で、男性の2位です(厚生労働省人口動態統計より)。大腸がんの発生には食事をはじめとする生活習慣、環境因子および加齢などが影響していると言われており、大腸粘膜や腺腫(ポリープ)に遺伝子のバリアント(異常)が蓄積して発生すると言われています。大腸がんの大部分が、良性のポリープである腺腫から癌が発生します(adenoma- adenocarcinoma sequence)。つまり、発がんする可能性のあるポリープを切除することで大腸がんの発生は予防できると考えられています。仮に発がんしても、早い段階で癌が発見された場合は、大腸内視鏡的切除(大腸カメラで癌を切除すること)で治癒が得られる可能性が高いので、定期的な大腸内視鏡検査が必要です。一方で、大腸がんのおよそ5%と少数ですが、遺伝する大腸がん(原因遺伝子が明らかにされているもの)もあり、遺伝性大腸がんと総称されます。代表的な疾患として、家族性大腸腺腫症(大腸に100個以上のポリープが多発する疾患)とリンチ症候群(大腸がん以外に子宮、卵巣、胃や尿路など多彩な関連腫瘍が発生する疾患)などがあります。家系内に該当する疾患がある方は、まず大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。最後に、検便(便潜血反応)などを契機に無症状のうちに大腸がんが見つかることが最も望ましいですが、血便、腹痛、便秘や下痢など症状が出てから内視鏡検査を受ける方も少なからずいらっしゃいます。症状があっても決して手遅れではありません。内視鏡的切除や外科的大腸切除で治癒が得られることも多いです。「検査がこわかった」、「痔だと思い込んでしまった」など受診しない理由はそれぞれあると思いますが、受診する機会を逃さないことが重要です。気がかりなことがある場合は、まずはかかりつけ医に相談してみてください。

グラフで見る『國又 肇 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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武蔵新城ブレストクリニック

國又 肇 院長

  • ●乳腺外科
  • ●放射線科
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