片桐眼科クリニック

片桐 喜彰 院長への独自インタビュー

父と同じ医師になり、眼科医として研鑽を積む

父は開業医をしていたのですが、私自身は中学校の国語教師を目指していました。実際に、教育実習にも行って、あとは免許を取るばかりという感じだったのですけれど。あるとき偶然、父が往診に出かけるのに付き合う形になり、私ははじめて患者さんの診療にあたる父の姿を見ることになったのです。長年地域に根ざして診療を続けてきた父、患者さんやご家族に頼りにされている父の姿を目の当たりにして、私は非常に心打たれ初めて「医師」という仕事の意義に気が付きました。このときの体験が大きな転機になって、医師を目指す決意をしました。
大学4年生のときに改めて受験勉強をして医学部に入り直し、医師になりましたが、私が選んだのは父と同じ内科ではなく、眼科でした。学生時代の実習で、白内障患者さんを担当することがあったのですが、手術後に眼帯を外した瞬間、その患者さんが「こんなに良く見えるなんて！」と、テレビドラマの主人公のように喜んでくださったんですね（笑）。患者さんのお悩みを解決して、その喜びを共有することができる。そうした眼科医ならではのやりがいを感じながら、開業まで10年あまりにわたって経験を重ねていきました。

眼科専門医ならではのスキルをいかして、目のお悩みを解決したい

人間に備わった五感のうち、私たちが日常生活の中で得る情報の8割以上は、「視覚」によるものと言われます。「視覚」にかかわる目のトラブルを幅広く診療するのが眼科です。私が眼科医になるきっかけになった白内障患者さんがそうだったように、「見えない」が「見える」に変わる喜びは、何にも代えがたいものでしょう。
私自身、大学病院で高度医療に携わるほか、アメリカ留学を経験するなど知識と技術を高めてきましたけれど、大きな病院で診療しているとどうしても、患者さんと向き合える時間が制限されてしまうんですね。一方で、私が目指す医療は、困っている方に適切な治療をおこなうことで問題を解決し、みなさんに笑顔でお帰りいただくこと。そうした自分の理想を形にしたいという思いから、『片桐眼科クリニック』の開設を決めました。

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