多和田レディースクリニック
横浜市泉区/中田東/立場駅
- 産婦人科
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多和田 哲雄 院長への独自インタビュー
産科の病診連携の構築に力を注いできた病院勤務時代
父が産婦人科の開業医をしておりました。その父から幼い頃より後継者となることを勧められていたということもありましたが(苦笑)、私としてはさほど抵抗を感じることもなかったのです。職住接近と言いまして、クリニックの横に私たちの住まいがありました。父はお産やら何やらで夜中に起きて仕事に行くこともしょっちゅうでしたから、子供心にも「大変だな」と思っていましたけども、逆に「いいな」と思うことも多々あったのです。父の病院では分娩もおこなっていましたが、生まれた子供が七五三になると、「先生、大きくなりましたよ」と父に見せに連れてきてくれていました。その温かみのある付き合いといいますか、近さに「いいな」と憧れたことがこの道に進む1つのきっかけになったのでしょうね。
大学卒業後は母校の産婦人科教室に入局し、その後、錦糸町にある賛育会病院に勤務しました。私が恩師と言える先生に出会ったのは、その病院でのことです。先生は、「病診連携」の構築に精力を傾けておられました。今では当たり前のことになっていますが、当時はむしろ、開業医と病院の双方が競争相手のようなところがあって、関係はスムーズではなかったのです。先生は今後を見据え、それではいかんというので、今につながる産科セミオープンシステムを形作ろうとされていました。ご存知の方も多いと思いますが、このシステムは妊婦健診を開業医が担当し、分娩は総合病院がおこなう形の連携です。先生の元で私はその良さを実感し、それを広めようとのちに勤務することになる国際親善総合病院で現実のものとなるよう奔走してきました。このシステムは今では横浜中に広がっていて、横浜の主たるクリニックはほぼ取り入れているという状況です。
『多和田レディースクリニック』を開業したのは2010年のこと。私は現在でも週に1回、かつての勤務先である国際親善総合病院で外来や手術を担当しています。立場が変わり、今度は私が開業医となったことで、より高度な病診連携を求めて試行錯誤をしているところです。
妊娠関連のお悩みが多い
長年に渡り病診連携に努めていた関係もあり、妊婦健診等、妊娠に関連する患者さんが多く来院されます。全体的な傾向として分娩数自体は減っていますけども、今でも一に妊娠が絡む相談事が多いですね。次に最近多いのが、生理痛や子宮筋腫、子宮内膜症等に対応するホルモン療法を受けている患者さんということになります。昨今はそうした疾患は手術を急がず、内科的に治療をして経過を見るというケースが多くなってきました。とはいえ、必要がある場合にはすみやかに手術のできる施設へとご紹介することになります。患者さんの希望、もしくは疾患によって実績のある施設をこちらで選り分けてご紹介するという形をとっています。
多和田哲雄先生とは、産婦人科学会で知り合いました。産婦人科学会のサックス&ソウルズの仲間でもあります。また、私と同じく乳がん検診に力を入れておられ、その点でも仲良くさせていただいています。とても真面目で勉強熱心な先生で、患者さん目線で色々お話を聞いてくれると思いますよ。