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守 正浩 院長

MASAHIRO MORI

「苦痛の少ない内視鏡検査」と「肛門の日帰り手術」を柱に、QOL維持・向上をサポート

獨協医科大学卒業後、外科医(専門・大腸肛門外科)として経験を積む。外科手術や内視鏡検査・治療を数多く経験するなかで専門性を高め、技術を磨く。2025年10月に『城クリニック』院長に就任し、現在に至る。

守 正浩 院長

守 正浩 院長

城クリニック

横浜市港北区/新横浜/新横浜駅

  • ●胃腸内科
  • ●肛門科
  • ●消化器内科
  • ●内視鏡内科
  • ●肛門内科

大腸肛門外科を専門に、多くの手術を執刀

守 正浩 院長

『城クリニック』は、現理事長の城先生によって開設された胃腸科・肛門科クリニックです。1997年の開設以来、苦痛の少ない内視鏡検査と肛門の日帰り手術を柱に、患者さんのQOL(生活の質)の維持・向上をサポートしてきました。私は2024年の秋から当院で診療するようになり、2025年10月に院長となりました。患者さんの負担に配慮しつつ、病気の早期発見に尽力された城先生の志を受け継ぎ、より充実した医療をご提供できるよう取り組んでまいります。
私は千葉県の出身で、初期研修終了後は千葉医療センターの外科で15年ほど経験を積みました。外科の中でも大腸や肛門を専門とし、多くの手術を執刀してきましたが、当時はまだ肛門の病気を専門的に診る医師が少ない時代でした。そのため、この分野をより深く学ぼうと肛門疾患に特化した病院に所属し、4年間にわたって専門性を磨きました。内視鏡による大腸ポリープの切除や肛門の日帰り手術など、地域の中で専門性の高い医療をご提供できることに、医師としての強みがあると考えています。

患者さんの負担に配慮した「苦痛の少ない内視鏡検査」

守 正浩 院長

当院の診療の1つめの柱は、患者さんのご負担に配慮した内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)です。院内には2つの内視鏡検査室を備え、高い技術と専門性をもつ医師が、苦痛の少ない内視鏡検査を行っています。内視鏡検査は週末の土曜日にも実施しておりますので、平日お仕事などで忙しい方にも無理なく受診していただけると思います。
胃がんや大腸がんは、初期には目立った症状が現れないことが一般的です。そのため病気を早期に発見するためには、症状がないときから定期的に検査を受けていただくことがとても大事です。当院では検査に伴う苦痛軽減に努めており、鎮静剤によってウトウトと眠ったような状態で検査を受けていただけるほか、胃カメラではごく細い管を鼻から挿入する経鼻内視鏡検査にも対応しています。患者さんのお体の状態や生活スタイルに合わせて、オーダーメイドの内視鏡検査をご提案いたしますのでご相談ください。

検査からポリープ切除まで一貫対応の「大腸カメラ」

守 正浩 院長

胃がん・大腸がんはいずれも日本人の死因で上位を占める病気ですが、どちらも早期に発見し、適切な治療を行うことで完治が期待できます。特に大腸がんは、ポリープの段階で切除してしまえば、がん化を防げることが分かっており、当院では大腸カメラで見つかったポリープをその場で切除することで、大腸がんの予防に取り組んでいます。小さな異変を見落とさない精度の高い検査を徹底し、切除すべきポリープを残さずに取り除く。病気の芽をしっかり摘み取ることが、当院の大腸カメラの特徴です。
見落としのない大腸カメラを行うためには、前処置として下剤を服用していただき、腸の中をきれいにしておく必要があります。患者さんの中には下剤の服用に不安を感じる方もいらっしゃいますので、当院では必要に応じて院内での下剤服用や浣腸などに柔軟に対応しています。何らかの理由で腸の内部が狭くなっている場合には細い管を、大腸が特に長い場合にはロングタイプの管を使用するなど、個々の患者さんに合った検査をご提案できるのも、これまでの経験と実績があるからです。眠ったような状態から「目が覚めたら終わっていた」と感じていただけるような、楽に受けられる検査を目指しています。

肛門診療の強みを生かし、痔の日帰り手術に対応

当院のもう1つの柱と言えるのが、肛門の診療です。お尻の痛みに悩む方は若い世代からご高齢の方まで幅広く、当院にも年齢や性別を問わず多くの相談が寄せられています。痔に代表される肛門の病気は、直接命に関わることは少なくても、生活の質に大きく影響するものです。恥ずかしさなどから受診をためらう方も少なくありませんが、早期発見と適切な治療のため、気になる症状があるときは早めの受診をおすすめします。
私はこれまで肛門の手術を数多く経験しており、当院でも日帰りにて痔の手術を行っています。肛門の治療では、入院したうえでの手術となるケースも多いですが、当院では可能なかぎり日帰り手術に対応しています。普段の生活を大きく変えずに治療に取り組めることは、患者さんにとってもメリットが大きいことと考えます。検査や診察の結果、どうしても入院が必要と判断した場合には、信頼できる医療機関へご紹介いたしますのでご安心ください。医学的な知見を踏まえ、患者さんのご希望を尊重しながら、その方にとって一番よい方法をご提案したいと思います。

これから受診される患者さんへ

胃カメラや大腸カメラは一度受ければ終わりというものではなく、繰り返し検査を受けていただくことが大切です。ただし検査を行う間隔は一律ではなく、患者さんの年齢やお体の状態によって異なります。毎年検査を受けたほうがよいのか、2~3年に一度でよいのか、その方に合ったアドバイスをさせていただきます。
私は院長として、常に患者さん目線の診療を心がけておりますが、時にはお待たせしてしまったり、ご希望に添えなかったりすることもあります。そうした場合も、何かひとつでも「ありがとう」と思っていただけるような、心が少し軽くなるような診療を目指しています。医師としてのモットーである丁寧・正確・確実を徹底することで、「城クリニックなら安心して検査を受けられる」「お尻の悩みを何とかしてくれる」と言っていただけるようになることが今の目標です。診察や検査の結果、何も異常がなければ、それはとても喜ばしいことです。ささいと思われるお悩みでも遠慮なさらず、お気軽にご相談ください。

※上記記事は2025年10月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

守 正浩 院長 MEMO

  • 出身地:千葉県
  • 出身大学:獨協医科大学
  • 趣味:読書(歴史)
  • 好きな映画:『キングダム・オブ・ヘブン』
  • 好きな場所・観光地:温泉(日光、湯西川温泉)
  • 好きな言葉・座右の銘:「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」

守 正浩 院長から聞いた
『肛門周囲膿瘍』

肛門の痛みを放置していると「がん」になる恐れも…?

肛門周囲膿瘍とは、肛門の周囲に膿がたまった状態を指します。主な原因は大きく2つあり、1つは肛門と直腸の境目にある小さなくぼみ(肛門陰窩・こうもんいんか)に便が入り込み、細菌感染を起こすもの。もう1つは肛門周囲の皮膚が化膿して発症するものです。

主な症状は患部の痛みや腫れで、皮膚が裂けると出血や膿がみられることもあります。治療法は、原因や症状の程度によって異なります。皮膚内に膿がとどまっている場合には、切開して膿を排出し、抗菌作用のある内服薬・外用薬を使用することが一般的です。

一方、肛門周囲膿瘍の原因が肛門陰窩の細菌感染による場合、放置すると化膿が進行し、膿の通り道(トンネル)が残る「痔ろう」に進展する可能性があります。この状態が長期間続くと「痔ろうがん」を発症するリスクが高まるため、肛門の痛みや下着の汚れを感じた場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

グラフで見る『守 正浩 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION