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石田 徳人 院長

ISHIDA NORITO

受精卵からおばあちゃんまで――。タイミング法をはじめとした不妊治療を柱に、女性の一生に寄り添っていく

金沢医科大学医学部卒業。聖マリアンナ医科大学産婦人科で大学院を修了し、医学博士号取得。不妊治療を専門とし、妊婦にも対応。産婦人科から小児科、女性内科まで幅広く活躍。2001年、出身地である横浜市に菊名西口医院を開院。産婦人科専門医、母体保護法指定医、医学博士。

石田 徳人 院長

石田 徳人 院長

菊名西口医院

横浜市港北区/篠原北/菊名駅

  • ●内科
  • ●産婦人科
  • ●小児科

不妊治療を中心に経験を積み、カナダ留学も経験

石田 徳人 院長

父が産婦人科医をしていたこと、もともと手先が器用だったことなどから産婦人科に進むことを決めました。人工授精や体外受精に出会ったのは研修医の頃です。顕微鏡をのぞき込み、精子と卵子が融合して出来上がったきれいな受精卵を見たときには、大変嬉しく達成感を覚えたものです。
金沢医科大学卒業後は聖マリアンナ医科大学の産婦人科に籍を置きました。不妊治療を中心に経験を積むなかでは、カナダにあるマギル(McGill)大学に留学して生殖医療研究に取り組んだ時期もありました。そうして10年間にわたり培った知識や技術を地域医療に役立てたいと考え、地元である横浜市に『菊名西口医院』を開設したのは2001年です。振り返ってみますと、もう20年以上にわたってこの地域の医療に携わっていることになりますね。

産婦人科専門医として、女性の一生に寄り添っていく

石田 徳人 院長

『菊名西口医院』は不妊症に対する専門外来を柱に産婦人科、内科、小児科に対応することにより、あらゆる世代の女性をトータルサポートしています。医師としての私のモットーは「受精卵からおばあちゃんまで」。この言葉どおりの診療を実践するべく、不妊治療から、がん検診まで幅広い知識と技術を身につけてきました。受精卵から誕生した赤ちゃんが成長し、思春期頃になると生理にまつわる相談を受けたり、更年期特有の症状を治療したりと、女性の一生に寄り添いながら診療できるところが産婦人科医の喜びであり、やりがいです。
一方で医学は日進月歩ですから、時代とともに変化する医療ニーズに対応することも大事です。私自身、来院される患者さんに「できません」と言うことがないように、オールラウンドな診療を目指して今なお自己研鑽に努めています。中でも不妊治療については2022年4月より保険適用範囲が拡大され、近年の晩婚化などと相まってニーズがいっそう高まっていくでしょう。当院では豊富な治療経験と確かな実績を踏まえて、赤ちゃんを望む女性のみなさんをしっかりとサポートさせていただきます。

タイミング法をベースに「自然妊娠」を目指す

石田 徳人 院長

不妊治療というとすぐに体外受精を思い浮かべる方も少なくないでしょう。しかし体外受精や顕微授精は「生殖補助医療」と呼ばれ、ほかの治療を試しても妊娠に至らない難治性不妊症の患者さんに適応されます。このため当院においてもタイミング法からスタートして徐々にステップアップする方法を取っており、できるかぎり自然に近い形での妊娠を目指します。タイミング法では排卵日・基礎体温・超音波検査・内診を踏まえた指導を行っており、これにより患者さんの約6割が自然妊娠なさっています。自然妊娠が難しいとされる40歳代で自然妊娠された患者さんもいらっしゃいますし、48歳の患者さんが顕微授精で妊娠されたケースもありました。
こうした事例を踏まえて当院では、年齢や子宮筋腫・内膜症の有無にかかわらず、タイミング法から順に試していくことを基本としています。タイミング法と並行して不妊症の検査を進め、不妊症が確定した場合には人工授精や体外受精へと進むという流れが一般的ですが、精子の状態が悪い場合には、最初から顕微授精を行うケースもあるでしょう。患者さんが妊娠できるかどうかを見極める力、経験によって裏打ちされた確かな技術があるからこそ、多くの患者さんが妊娠に至っているのだと思います。

医師を中心にしたチーム医療で患者さんを支えていく

当院では「やさしい医療」の提供を目指して、安全・清潔・丁寧を心がけると同時に、患者さんへの十分なご説明を徹底しています。不妊治療にかぎらず、医療機関を受診する患者さんはさまざまな悩みを抱えていらっしゃることが多いですから、患者さんのお気持ちに寄り添いながら、不安が安心に変わるような診療をしたいと思っています。
たとえば流産をして落ち込んでいる患者さんに対して「今回は残念でしたけれど、次回は無事に出産できるように一緒にがんばりましょう」とお声かけすれば、もう一度前を向いていただけるはずです。当院には非常に優秀で患者さん想いのやさしいスタッフがそろっておりますので、きっと安心して治療をお任せいただけると思います。院長である私を中心に、看護師、助産師、胚培養士、臨床検査技師、受付スタッフなどがチーム一丸となり、患者さんをしっかりと支えてまいります。

これから受診される患者さんへ

私からぜひお伝えしたいのは、「医療を信じていただきたい」ということです。最近はインターネットなどに真偽不明な情報があふれ、間違った情報に振り回されたり、不安を募らせたりする方も少なくないようです。「卵巣年齢が上がるにつれて妊娠しにくくなる」という説は確かですが、その方の年齢や子宮・卵巣の状態によっても妊娠できるかどうかが変わってきます。もしもご自分の体のことで不安や疑問に思うことがあれば、その道の専門家にご相談いただくことをおすすめします。
当院では患者さんのお悩みに真摯に向き合い、適切な検査や治療によって問題を解決に導くお手伝いができます。不妊治療を得意としておりますが、妊娠後も丁寧にフォローさせていただきますし、生まれたお子様も小児科医として診ることができます。何かご不安なこと、ご心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

※上記記事は2024年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

石田 徳人 院長 MEMO

産婦人科専門医

  • 出身地:横浜
  • 趣味:テニス、水泳、ランニング、将棋二段
  • 好きな本:歴史に関する本
  • 好きな映画:サスペンス、アクション、コメディー
  • 好きな言葉・座右の銘:誠実努力
  • 好きなアーティスト:マイケル・ジャクソン、セリーヌ・ディオン、レディーガガ
  • 好きな場所・観光地:カナダ、ヨーロッパ、アジア、京都、九州

石田 徳人 院長から聞いた
『女性不妊』

女性不妊の検査と治療について

女性側の検査は、感染症検査、超音波検査、低温期と高温期のホルモン検査、フーナー検査、卵管通水検査、子宮卵管造影検査、子宮鏡検査、抗精子抗体検査、AMH 検査、などが有ります。
一度に全ての検査をする必要は有りません。原因究明を兼ね、妊娠するまで3か月間くらいで徐々に行えば良いと思います。付けられる人は、基礎体温を付けながら内診と超音波検査で排卵日を同定して、性交指導をします。約3週間高温期が続いたら妊娠反応をみます。
3~6周期はごく自然に性交指導で妊娠を目指します。次の段階として、人工授精を3~6回での妊娠を試みます。人工授精は、精子をパーコール液と培養液で洗浄して、質の良い精子を集めて、細く柔らかいストローで子宮の中に直接注入する方法です。痛みもなく、数分で終わり、安静も必用ありません。保険適応です。それでも妊娠に至らない場合は、ART(生殖補助医療)の体外受精や顕微授精を行う運びとなります。条件はありますが、保険適応となりました。総括として、35歳以上や子宮筋腫、卵巣腫瘍、合併症などが有っても妊娠はできます。短絡的に ARTを行う必要はありません。妊娠後もフォローする医療施設がお薦めです。

グラフで見る『石田 徳人 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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