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脇田 哲矢 院長

TETSUYA WAKITA

親子二代にわたって地域医療に貢献。妊娠・出産を中心に、女性の一生に寄り添っていく

東京慈恵会医科大学卒業後、研修を経て慶應義塾大学医学部婦人科学教室に入局。神奈川県にある大和市立病院で経験を重ね、『ワキタ産婦人科』へ。現在は2代目院長として、次の世代へとつなぐ医療を担っている。

脇田 哲矢 院長

脇田 哲矢 院長

ワキタ産婦人科 plus

横浜市青葉区/藤が丘/藤が丘駅

  • ●産婦人科
  • ●婦人科
  • ●産科

父の背中を追って産婦人科医になり、2代目院長として診療にあたる

脇田 哲矢 院長

『ワキタ産婦人科』は私の父が開設し、私は2代目ということになります。この地域に根ざして、一生懸命に地域医療に取り組んできた父の姿を見ながら育ちましたので、私としても避けて通れなかった、と言いますか。小児科医になろうかと考えた時期もありましたが、まずは父と同じことができなければ、まずはやってみようと、そんな想いで産婦人科を専門に研鑽を積みました。
東京慈恵会医科大学を卒業した後は、東京医療センターでの研修を経て慶應義塾大学医学部産婦人科学教室に籍を置きました。その後、神奈川県にある大和市立病院で診療にあたり、『ワキタ産婦人科』の一員になったのは2006年です。父と2人で診療する形になりましたので、それまで一時中断していた分娩を再開し、新しい命が誕生する喜びの瞬間にも数多く立ち会ってきました。

この地域の医療のために、「次世代につなぐ分娩施設」をつくりたい

脇田 哲矢 院長

開業から半世紀ほど経過したころ、それまで少しずつリフォームしながら使ってきた施設の建て替えを決めました。老朽化した建物をあとどれくらい使い続けられるか不安でしたし、地域の中に分娩施設を存続させることが重要だと思ったのです。分娩数が減少傾向にあるとはいえ、分娩施設まで減らすようなことがあってはいけません。これから先、地域にお住まいの方々が不安なく妊娠・出産を迎えられるように、「次世代につなぐ分娩施設」をつくりたいと考え、父の代からの建物の改築工事を進めています。
私はこの地域で生まれ育ちましたので、この町の発展を願う気持ちが大きいです。安心して出産ができ、安心して子育てできる環境があり、ここに暮らす人々が「よい地域」だと思える状態が長く続くといいなと思います。そのためにも、今の私にできることは地域に根ざして診療していくことであり、充実した医療体制を次世代につないでいくことなのだと考えています。

それぞれに異なる女性の悩みに応え、健康をサポートする

脇田 哲矢 院長

クリニックの建て替え工事に伴い、2020年5月より診療をはじめた『ワキタ産婦人科plus』では、女性のみなさんのさまざまなニーズにお応えしています。残念ながら工事中の2020年6月現在、分娩には対応できかねますが、里帰り出産を希望される方の妊婦健診やがん検診、女性特有の症状にお悩みの場合にはお気軽にご相談ください。月経にまつわるトラブルについては低用量ピルを使用したり、不妊症のご相談については専門の先生をご紹介したり、それぞれの患者さんを適切な医療につなぐことが地域医療の役割の一つだと考えています。
2021年の初夏ころには、駅前の建物が完成して分娩も再開する予定ですし、お母さんやお父さんに赤ちゃんの写真を自由にお撮りいただける「フォトスタジオ」のような施設を併設することも計画中です。私自身、新しい命が誕生する瞬間をサポートすることにやりがいを感じますので、分娩から離れている今は少々ストレスが溜まっています(笑)。

ご自分の体のことを理解していただけるよう、丁寧に言葉を尽くす

患者さんとお話するときに心がけるのは、たとえ時間がかかってもきちんと理解し、納得していただくことです。例えば、子宮頸がんのリスクがあるならば、どうやってケアすれば良いのか。切迫早産の不安があるなら、どのように対処すれば良いのか。患者さんに十分にご理解いただけるよう、2回でも3回でも繰り返しお話しいたしますし、1度ですべてを理解し、実行してくださいなどとは申しません(笑)。
私たち産婦人科医は、生後間もない赤ちゃんから月経が始まるころ、妊娠・出産を経て更年期と言われるころまで、女性の一生に寄り添っていきます。そのため、患者さんとの信頼関係はとても大切ですし、ご自分の体についてきちんと理解して納得していただけるよう、何度でも相談を受け付けます。どうか遠慮なくおっしゃってください。

これから受診される患者さんへ

『ワキタ産婦人科plus』は、「藤が丘駅」南口から歩いて4分ほどの場所で診療しています。
私たちのような町の産婦人科は、「よろず相談所」のような感じで、医療の最初の窓口だと思います。たとえ小さなお悩みであっても何でもご相談いただきたいですし、もしも私の専門外であればきちんと調べてお答えしたり、専門家の先生をご紹介したりもできます。何かお困りのこと、気になっていることがありましたら、気軽にご相談いただければと思います。2021年の初夏ころには、分娩施設を備えた新生『ワキタ産婦人科』として新たなスタートを切る予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

※上記記事は2020年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

脇田 哲矢 院長 MEMO

  • 趣味・特技:読書、カメラ
  • 好きな本:ガルシア・マルケスの「百年の孤独」
  • 好きな映画:岩井俊二の「リップヴァンウィンクルの花嫁」
  • 好きな音楽:最近はAcid jazz
  • 好きな場所:藤が丘
  • 座右の銘:「kindness 」

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