新井 桂子院長
KEIKO ARAI
糖尿病患者さんに寄り添いながら
健康的な暮らしをサポートしていく
大学卒業後、内分泌・ホルモンの研究に携わり、アメリカ留学を経験。2002年に開業、2010年に藤が丘へクリニックを移転し、現在に至る。
新井 桂子院長
あらいクリニック
横浜市青葉区/もえぎ野/藤が丘駅
- ●呼吸器内科
- ●アレルギー科
医師を志すようになったキッカケとは
ニつあります。まず、私は小さい頃身体が弱かったものですから、医療という分野に関心があったということ。それからもう一つ、私の父が学者をしていて、自分も学者なり、研究者を目指したということです。なかで医科を志したのは、人の身体の成り立ちというものに興味があったから。そこで、内分泌、ホルモンの研究に打ち込みました。途中、アメリカにも渡っていたこともあり、研究者としての生活はかなり長かったですね。
それが何故研究から臨床にシフトしたのかと言いますと、研究をする中で患者さんを実際に診る機会も多々あり、そこで徐々に臨床の魅力にとりつかれたというところかと思います。ある意味、治療したことの結果がダイレクトに表れるのが臨床という現場ですからね。
『あらいクリニック』は2002年に開設しました。2年前(2010年)には現在の藤が丘に移転し、診療室の他、多目的に使用出来るスペースを新たにしつらえました。皆様のお役に立てるよう、一層の努力をしていきたいと考えています。
食事面・運動面の指導を含めて、患者さんの健康をサポート
当院では内科一般の他、糖尿病・内分泌代謝などを中心に診療をおこなっています。
そもそも私が開業を考えることになったのは、糖尿病の治療を考えてのことでした。具体的に食事と運動について、患者さんに「どうやればいいのか」ということをお伝えするには、病院という枠を離れる必要があったからなんです。
当院は調理実習台と運動をおこなえるスペースを確保しており、その他、シャワーブースや更衣室等の設備も整っています。治療の前提となる箱を作った上で、管理栄養士や運動指導士の先生方のご協力を仰ぎ、実践的な指導をおこなっています。
仮に「お野菜を足しなさい」と言ったところで、料理の経験がなければ難しいですよね。そこで、例えば「いつものコンビニの1品に、こんなものを足せば事足りるんですよ」と伝えていく。その方が出来ることを具体的に提示していくんです。
私がマラソンを始めたのは開院してからのことになります。それまでは運動と本当に縁がなかった人なんです(苦笑)。でも、自分が患者さんに運動と食事を薦めるのに、当の自分がやってみないことには、ねえ(笑)。運動もせず好き勝手に食べてる人の言葉が患者さんに対して説得力を持つわけがありません。
まず自分でやってみる。体験をして、患者さんと同じ立場に立ち、一緒に具体的な治療方法を学ぶというスタンスをとっています。
患者さんと二人三脚で糖尿病治療に取り組む
糖尿病は、医師が一方的に診断をし、お薬を処方すれば治るというものではありません。その方自身が生活の中で食事や運動をしてくれないことには、未治療と同じなんです。まず、その方が何をして、これからどう暮らしていきたいのか。それを伺った上で、そのために必要な知識なり技術をプロとして提供していくことが私たちの仕事になります。
クリニックでは、“私達(患者)の権利章典”と題した診療の指針を掲げています。簡単に説明すると、まず患者さんには病気について知る権利と治療を選択する権利が存在する。それらの権利に加え、患者さんは良い治療を受けるために、必要なことを偽りなく伝える義務が生じるというものです。
誰でも初対面の相手に対しては良い顔をしたいものです。出来ることなら嫌な面は見せたくない。ただ、それでは先に進むことは出来ないんですね。要するにおんぶに抱っこではダメということです。患者さんと医師、双方が誠意を持って糖尿病に取り組んでいくというのが当クリニックの基本方針となります。
健康的な生活を維持するため、適度な運動とバランスのよい食事を
日本人の3人に1人は、インシュリンの分泌が悪い遺伝子を持っていると考えられています。これが昔、食料がなかった頃、もしくは移動手段が限られていて、全てを自分の身体でもってやらなければならなかった時代には糖尿病の発症はわずかでした。しかしそれが現代という時代となり、環境を因子として飛躍的に増えたということになります。
つまり、糖尿病は決して他人事ではないということです。規則正しくバランスの良い食事を心掛け、定期的な運動をする。糖尿病の方であっても、普通の方であっても健康に長生きをしたいのであれば、それを心掛けることが大切ということになります。
これから受診される患者さんへ
糖尿病は身体の仕組みを知り、適切な食事や運動を心掛けることで、上手に寿命までコントロールすることが可能になります。寿命に達するまで、自分の人生をどう暮らしたいのか。それを自分で考え、自分がやるということ。そのためのフォローを医療が為していくということです。
具体的な食事や運動の仕方、あるいは生活する上での心得など、気になることがあればお気軽にご相談ください。最後まで自分らしく豊かに生きようとする方々のお手伝いを精一杯やらせていただきます。
※上記記事は2012.8に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
新井 桂子院長 MEMO
- 出身地:長野県
- 趣味・特技:マラソン
- 好きな本・愛読書:学術論文
グラフで見る『新井 桂子院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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