もりの緑メンタルクリニック
横浜市青葉区/新石川/たまプラーザ駅
- 精神科
- 心療内科
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加藤 邦夫院長への独自インタビュー
脳のはたらきに興味を抱き、精神科医として研鑽を積む
祖父が医者だったらしく、親は私に医者になってもらいたいという希望を持っていたようなのですが、当の本人には全くそのつもりがなかったんです。いわゆる反抗期だったんでしょうか(笑)。
長ずるに従い物理への興味を抱き、東北大学理学部物理学科へ進みました。大学を卒業後は半導体関係の会社で働いていた時期もありました。ちょうどその頃、世間では生命科学という分野に注目が集まっていました。私もその影響を受けて脳の働きに興味を持つようになったんです。もともと物理が好きで理屈が好きなものですから、脳の働きを解明することに情熱が傾いたんですね。
あらためて山形大学医学部へと進み、卒業後はアメリカに渡りました。あちらではワシントン大学精神科やイェール大学神経科に籍を置き、脳の研究に精力を傾注する日々を送りました。
日本に帰国後は研究から徐々に臨床に仕事をシフトさせていき、このクリニックを開院する以前は高知大学医学部神経科精神科教授を務めていました。
『もりの緑メンタルクリニック』は2010年に開院致しました。
精神科に関わる疾患は元来わかりにくいものとされてきましたが、研究が進み、現代では多くの疾患においてそのメカニズムが解明されてきています。心の病に苦しむ方々にわかりやすく症状をご説明し、一日も早い回復のお手伝いをさせていただくべく、出来る限りのことをしてまいります。
精神科で多くみられる症状とは
精神科の疾患は大別すれば不安と抑うつに分けられます。それ以外に幻覚や妄想といったいわゆる統合失調症に見られやすい症状がありますが、当クリニックでは前の2つに比べればその割合は少ないです。
不安障害とは耐えがたい不安に悩まれる状態で、ひどくなると恐怖に近くなりパニック障害と呼ばれます。電車に乗ると不安でどうしようもなくなる、スーパーのレジに並べないといった例ですね。当クリニックを訪れる方のおおよそ6割から7割の方がこの症状を訴えられていて、震災後は特にその傾向が強くありました。
その不安障害の方に加えて、残りの2、3割がうつ病の患者さんということになります。