小川 修 院長
OSAMU OGAWA
苦痛のない内視鏡検査を心がけ
病気の早期発見・早期治療に尽力する
大学卒業後、消化器内科を専門に研鑽を積む。大学病院や総合病院で経験を重ね、「センター南駅」そばに開業。
小川 修 院長
センター南駅前 内科おなかクリニック
横浜市都筑区/茅ケ崎中央/センター南駅
- ●内科
- ●消化器内科
消化器内科を専門に研鑽を積み、地域の中で質の高い診療を
高校時代は3年間テニス漬けでした。そしてクラブ活動を引退する3年生の頃、進路を決めるにあたり読書を始めたらハマってしまいまして…..。単なる得意・不得意だけで自分の将来を決めることに疑問を感じていましたので、読書によって選択肢の幅を広げたかったのです。こうしてさまざまな書物を読み漁るうちに、医師という職業に強く惹かれるようになりました。数学が好きでいったんは情報工学に進むことも考えましたが、こちらは機械が相手です。結果的に人と携わる医師を職業に選んで本当によかったと思っています。人の病気を治す、少しでも苦痛を取り除くという目的に、ひたすら誠意をもって向き合っていきたいと考えています。
大学卒業後は4年間一般病院で研修医として働き、複数の診療科目を経験した後消化器内科に進みました。特に消化器内視鏡に強い関心を覚えまして、是非この項目を極めてみたいと思ったのです。昭和大学藤ヶ丘病院では内視鏡を中心とした消化器内科診療を進めておりましたので、最先端の技術を学ぶつもりで入局しました。院外派遣などの時期も含めて10年ほどお世話になりましたが、こちらではさまざまな臨床例に携わり多くのノウハウを積むことができました。現在でも感謝しています。医局を退いてからは、虎の門病院で6年間お世話になりました。内視鏡で早期がんを切除する技術がクローズアップされてきたので、やはり都心の最先端の病院で技術を磨こうと思いました。
これからは培った技術を地域のみなさまの健康に役立てていきたいと思い、2016年の6月にセンター南で開業しました。
内視鏡検査を通して、病気の早期発見に努める
患者さんが消化器のがんで命を落とされることがないよう、内視鏡の技術を駆使して消化器の診療に貢献していきたいです。内視鏡で胃腸内部の様子はかなり微細なレベルまで診ることが可能になりました。あとは症状に応じた的確な治療を提供し、快適に暮らすためのお手伝いをさせていただきたいと思います。
大腸・小腸の検査に、カプセル内視鏡を導入
実はあまり知られていないのですが、カプセル内視鏡は大腸と小腸の検査に限って保険適用で使われています。確かに保険適用にはなったのですが、大腸内視鏡が苦しくどうしても管が中に入っていかない方、または小腸に病変の疑いある方、という厳密な条件があります。またカプセル内視鏡を使う場合は、従来の内視鏡検査よりも下剤を多めに飲まなければならず、患者さんの苦痛を伴うといったデメリットもあります。
胃のカプセル内視鏡はいまだ研究・開発の段階にあります。診察領域が広いので、どんな風に診ていくのか、またカメラをどう制御するのかなど、まだまだ検討すべき問題が山積しているのです。わたしも実用化を心待ちにしているのですが、こればかりは致し方ありません。しかしながら問題があって大腸検査に二の足を踏んできた患者さんにとって、カプセル内視鏡は大きなメリットがあります。どうかご相談ください。また従来の内視鏡がかなり進化していますので、検査は劇的に楽になってきています。
経口・経鼻内視鏡を用意し、できるだけ苦痛のない検査を
胃の検査に用いる経口内視鏡は管が太かったので、患者さんの嘔吐反射が強く苦痛を伴うものでした。しかし現在臨床で利用されているものは細くなったばかりではなく、挿入がしやすくなりました。苦痛をあまり感じない患者さんには、写っている画像をご覧いただきながら解説させていただいています。
どうしても検査を苦しく感じる患者さんにはしっかり眠っていただいて検査するのですが、それでも経口内視鏡が抵抗ある方には経鼻内視鏡を使っています。わたしができるだけ経口内視鏡を使う理由は、微細なレベルまで鮮明に画像を診ることができ、組織を切除しなくてもがんかどうかがわかるからです。同様に肛門から挿入する大腸内視鏡も、腫瘍の模様でがんの深さがわかり、内視鏡での手術が可能かどうか診断できるレベルまで進化しています。これだけ高機能なのにもかかわらず、管が細くなったのは本当に驚きです。
40歳を過ぎたら、胃と大腸の内視鏡検査を是非ご検討ください。胃の場合、自覚症状がなくてもがんが進行しているケースがあります。また健康診断で便潜血の陽性のある場合は、大腸癌がある可能性は2~3%切除すべきポリープがある可能性は20%ほどです。しかし、大腸癌の死亡リスクを低下させる効果は確認されています。大腸内視鏡でポリープが見つからなければ、その後2-3年は検査を受けなくても大丈夫です。もしあったとしても、良性ポリープであればやはり経過観察で構いません。
これから受診される患者さんへ
本当に基本的なことですが、丁寧な診療を心がけています。先ほども申し上げましたが、最新の機材によってかなり胃腸内部の様子が微細にわかるようになりました。ですので、病変を見落とさないための環境づくりはできあがっています。あとは医師が基本に忠実に丁寧な診察・治療をすれば、患者さんの命を危険にさらすことはありません。
地域のみなさまには、「お腹の調子が悪いときは、是非あの先生に診てもらいましょう!」と認識していただけたらうれしいですね。現在は健康診断のための体制も整えつつありますので、どうか気軽にお越しください。特に日常生活に支障をきたすような症状でお困りでしたら、どうか病院の門を叩いていただきたいのです。病変が見つからなくても不調を感じることはあります。こうした場合も、長年の臨床経験にもとづく安心な治療とアドバイスをご提供できます。
※上記記事は2016年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
小川 修 院長 MEMO
- 出身地:滋賀県
- 趣味・特技:サーフィン、テニス
- 好きな本・愛読書:武者小路実篤
- 好きな映画:「ニュー・シネマ・パラダイス」(1988年、イタリア)
- 好きな言葉・座右の銘:「自利利他」(自らの悟りのために修行し努力することと、他の人の救済のために尽くすこと。この二つを共に完全に行うことを大乗の理想とする仏教用語)
- 好きな場所・観光地:海のあるところ。バリ、ハワイなど。
グラフで見る『小川 修 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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