高島 麗子 院長
REIKO TAKASHIMA
小児科のジェネラリストとして、子どもたちとご家族の笑顔を支える「健康教育の拠点」を目指す
奈良県立医科大学卒業後、小児科のジェネラリストを目指して幅広く研鑽を積む。2025年1月より『ほしの小児クリニック』の一員となり、同年4月に院長に就任。2025年9月にクリニック名を『星の子どもクリニック』に改め、新たなスタートを切った。

高島 麗子 院長
星の子どもクリニック
横浜市都筑区/中川/中川駅
- ●小児科
- ●アレルギー科
- ●小児皮膚科
小児科のジェネラリストとして、子どもたちの健やかな成長を見守る

歯科医師である両親をはじめ、親類にも医療者が多い環境に育ちました。中でも母は小児歯科を専門にしていて、母が診療する様子を目にするたびに、医療の仕事に就きたいという思いが大きくなっていきました。とはいえ、中学・高校と成長する過程では心理学に強く惹かれ、医科大学に入学した当初は精神科に進むことも考えました。
しかし、病院での実習が進むにつれ、生まれながらに障害があったり、先天的な病気で苦しんだりしている子どもたちに接するうちに、何の罪もないのに、つらくて苦しい思いをしている子どもたちやそのご家族の力になりたい……という思いが強くなり、最終的に小児科を選びました。
小児科医には、子どもたちの心と体の健康を支えるだけではなく、発育や発達を含めた「健やかな成長」を見守る役割があります。私自身も何か1つの分野に特化するのではなく、小児科のジェネラリスト(総合医)を目指し、感染症を学ぶためのフィリピン留学をはじめ、アレルギー、栄養、心の問題など幅広く経験を積んできました。
子どもたちとご家族の笑顔を支える「健康教育の拠点」になりたい

勤務医をしていた頃は、子どもたちの病気やけがの治療にあたるほか、不登校の子どもを支援する活動なども行っていました。また、成長期にある子どもたちにとって毎日の食事(栄養)が重要であることを痛感し、栄養学についても学びを深めました。私と同じように、「食育」の重要性を訴えていらしたのが、当院の前身である『ほしの小児クリニック』を開いた星野千代江 名誉院長です。ご縁があって2025年より当院で診療するようになり、9月からクリニック名を『星の子どもクリニック』に改め、地域に暮らす子どもたちやご家族をさまざまな角度からサポートしています。
1999年の開業から25年以上の歴史があるクリニックを引き継ぎ、新たなスタートを切った今、私が目指すのはこのクリニックを「健康教育の拠点」にすることです。地域の皆さまが毎日を笑顔で、楽しく過ごせるようにお手伝いすることが、これからの私の役割だと考えています。最近はインターネットなどにさまざまな情報があふれ、私たち大人でさえ正しい情報を選び取るのが難しくなっています。だからこそ、新しい家族を迎えて不安でいっぱいのお母さんやお父さん、不登校のお子さんがいるご家庭に寄り添い、医療に関わる正しい情報を発信していきたいと思います。
子どもたちの健康を守るため「食育」に力を注ぐ

当院では風邪や発熱などをはじめとした一般的な診療に加え、各種予防接種や健康診断にも幅広く対応しています。子どもたちと毎日一緒に過ごしているご家族が「元気がない」と感じるときは、何らかの病気のサインであることも少なくありません。何か少しでも気になることがありましたら、お早めにご相談いただきたいと思います。
これまでの経験を生かして「食育」や「心の問題」に積極的に取り組んでいることも特徴です。私が20年以上診療を続けるなかで、やはり最も気掛かりなことは子どもたちの食生活と体調の関係です。小児科外来には、食事を原因とした「便秘」の子どもたちが多く来ます。また便秘の問題に限らず、たとえば朝ごはんを菓子パン1つで済ませてしまうと、鉄分などのミネラルが不足して、貧血や集中力の低下を招くことがあります。子どもの頃からしっかりとした食生活を身につけることが将来の生活習慣予防にもつながっていきます。だからこそ、「食育」が大切なのです。当院では症状に対する治療だけでなく、食事指導なども行っておりますのでご相談ください。
心に悩みを抱える子どもたちやご家族のために
私にも経験がありますが、思春期の子どもたちは多くの悩みを抱え、学校での成績や人間関係などに大きなストレスを感じていることが少なくありません。その結果、心に傷を負って引きこもりがちになり、不登校となって「死にたい」と思い詰めてしまう子もいます。日本における学童の自殺者数を思うと愕然としますし、子どもたちが自ら死を選ぶことがあってはならないと思います。不登校の背景には、起立性調節障害や鉄欠乏性貧血などの病気が隠れていることもあり、当院ではこうした病気の診断・治療にも力を入れています。
何よりもお伝えしたいのは、「苦しいときには誰かに助けを求めてほしい」ということです。思春期頃になれば自分で考え、行動できるようになるはずですから、何か困ったことがあれば当院のことを思い出して相談してほしいと思っています。そのために、小さな頃からクリニックを身近に感じてもらえるよう、待合室の一角にキッズスペースを設けたり、ペットロボットのaibo(アイボ)に診療を手伝ってもらったりしています。クリニックを受診することが「つらい経験」ではなく「楽しい経験」になり、心や体の不安を気軽に相談していただける場所になればうれしいです。
これから受診される患者さんへ
医療機関は「病気になったら行くところ」と考える方も多いと思います。しかし、子どもたちが病気のときも、そうでないときも寄り添えるのが小児科医です。大人になるうえで欠かせない「体の栄養」と、人生を歩んでいくために必要な「心の栄養」をしっかり吸収できるよう、保護者の方々と一緒に子どもたちの成長を見守っていきたいと考えています。診察の際は保護者の方々のお話に丁寧に耳を傾け、分かりやすくて安心感のあるご説明を心がけています。女性医師として、三児の母としてアドバイスできることはたくさんありますので、心配事や不安がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
※上記記事は2025年8月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
高島 麗子 院長 MEMO
小児科専門医
- 出身地:兵庫県
- 出身大学:奈良県立医科大学
- 趣味:楽器演奏
- 好きな本:『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一)
- 好きな場所:暖かいところ
- 好きな言葉・座右の銘:「大器晩成」
高島 麗子 院長から聞いた
『鉄欠乏性貧血』
子どもの成長に欠かせない栄養不足がもたらす影響とは?
乳児期や思春期の子どもは貧血になりやすく、毎日の食事で十分な栄養をとれない場合に鉄欠乏性貧血を発症することがあります。主な症状としては、朝起きられない、疲れやすい、などがあり、症状の程度によって食事指導や鉄剤の処方などが行われます。
成長期の子どもには、成長段階に応じた栄養が必要であり、毎日の食事がとても重要です。大きな病気を未然に防ぐためにも、子どもたちの発育や発達に疑問がある場合は、小児科医に相談なさることをおすすめします。
グラフで見る『高島 麗子 院長』のタイプ
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穏やかでやさしく話しやすい先生 | ![]() |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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穏やかでやさしく 話しやすい |
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