吉村 博 院長
HIROSHI YOSHIMURA
患者さんやご家族を安心させたい。
日常疾患から専門疾患まで幅広く診療をおこなう
九州大学医学部卒業後、沖縄県立中部病院小児科で研修し勤務。米国ロサンゼルス小児病院に留学し小児腎臓医療を学ぶ。英国ダンディー大学への留学、沖縄県立南部医療センター・こども医療センター小児科部長の経験を経て、2018年、新川崎ふたばクリニックを開院(新川崎駅・鹿嶋田駅から徒歩1分)。
吉村 博 院長
新川崎ふたばクリニック
川崎市幸区/鹿島田/新川崎駅
- ●小児科
- ●皮膚科
- ●小児皮膚科
- ●アレルギー科
- ●内科
お子さんやご両親を安心させる医療を目指す
高校2年生の時に盲腸になった時のことですが、近所の外科の先生が、もう診療時間は過ぎていたにもかかわらず快く対応してくださったのです。その晩から手術になったのですが、私や親を安心させる声かけ、語り口調が忘れられませんでしたね。その体験が医師を目指すきっかけになりました。
大学卒業後は医局に入局せず、自分の足で研修先を探しました。もともと内科医を志望していたのですが、研修を受けた沖縄県立中部病院で出会った小児科の先生に感銘を受けて、小児科の道を選びました。アメリカから来られた高名な方で、知識が豊富なのはもちろん、患者さんに目線を落として対応する様子など診察に対する姿勢が忘れられないほど衝撃的でした。
小児科を専門にした後は沖縄県立中部病院で小児科医として勤務。その後、小児科医になるきっかけを与えてくれた先生の薦めで小児の腎臓病を米国に臨床学ぶため留学。沖縄県立南部医療センター・こども医療センター小児腎臓内科、英国ダンディー大学医学教育センター大学院へ留学、沖縄県立南部医療センター・こども医療センター小児科部長職を経て、2018年、新川崎ふたばクリニックを開院いたしました(新川崎駅・鹿嶋田駅から徒歩1分)。
予防接種や検査で病気の早期治療や予防を心がける
開院の場所に川崎を選んだのは、たまたまお世話になった先生から、小児診療でお困りの方が多いとご紹介いただいたことがきっかけです。当院の診療内容は小児科と皮膚科で、私が小児科全般を診察するほか、アレルギーご専門の先生と、来月からは皮膚科専門の先生にも来ていただきます。
開院前には内覧会をおこない、多くの患者さんに来ていただきましたが、予防接種を効率的におこないたい、アレルギーやアトピー性皮膚炎で困っている、保育園で急に熱を出すことが多いので診療してもらいたい…というご相談が多かったですね。皮膚科に関しては大人の方からの要望も多く、お子さんに加えて大人の方も診療します。お子さんと一緒にお父さんお母さんの診察も行います。
院内には超音波検査機器や呼吸機能の検査機器のほか、尿や血液の検査機器、インフルエンザなどの迅速診断ができる設備をそろえています。また、乳幼児期の弱視を早期発見できる機械も導入しています。この機械は生後6ヶ月から検査が可能で苦痛を伴いません。弱視の早期発見、早期治療につなげたいと思います。
また現在、予防接種に関しては生後2ヶ月から始まって、かなりの頻度でおこなうことが必要になっています。当院では看護師やスタッフが連携して、同時接種を含めた効率的な対応をしています。また、任意の自費接種に関しても積極的に対応して、お子さんや周囲の方の感染を防ぐためにも力を入れていきたいと考えています。
じっくり専門外来で気になる部分を診療
低身長や肥満、夜尿症などの比較的専門性の高い病気の場合、大きな病院で検査や治療を受ける方も多いですが、必ずしも大きな医療機関での受診が必要なわけではありません。問診や生活指導などで問題が改善することも多く、個人クリニックで診療できる部分があります。例えば低身長という症状でも、成長ホルモンの投与が必要な方はほんの一握りです。成長曲線を正確につけることでお子さんが正常範囲の発育であることを改めてお伝えする事も大事と思っています。皆さん、お子さんの成長や病気に関して多くのお悩みをお持ちだと思いますが、「正常」には随分幅があります。じっくりと診察して「大丈夫ですよ」と言ってあげられるようにしたいですね。もちろん診察の結果、より高度な検査や診療が必要な場合には大学病院や総合病院をご紹介いたします。
患者さんに向き合った診療を大切にしたい
診察では、まずお子さんの状態や親御さんのご希望を聞き、問診と診察を丁寧におこなうことが最も大切だと考えています。お子さんの体調不良でご心配な方の中には、まず検査をして欲しい、とおっしゃる方が多いのですが、問診と診察の結果から検査が必要のない場合もままあります。しっかりと診療するために診察室には医療クラークの方に常駐してもらい、私の診療内容を口述筆記してもらっています。患者さんと向き合い、診療に集中できる環境を作りたいと考えたんです。まずは十分話を聴いて入念に診察し、あまり検査や薬だけに頼らずに、しっかりと診療して安心させてあげる医療を提供していきたいですね。
これから受診される患者さんへ
子どもは大人と違い、体の不調を上手く表現することができません。しかし時には、重い病気が隠れていることもあるんです。そんな時は普段からお子さんと接しているご両親の「いつもとちがう」という判断が必要になります。以前ちょっと様子がおかしいので…とみえた患者さんが、実は腸重積という腸が重なる病気だったこともあります。子どもは大変な病気とそうでない病気の境目があいまいなこともありますので、ささいなことでも相談していただきたいと思います。
また、子育てをしている最中で心配になることやお困りになることも多くあると思います。今は情報の溢れた世の中ですので、かえって不安になってしまう方もいるのではないでしょうか。ちょっとしたことでも気になることがあれば気軽に相談していただき、こちらが分かることをお伝えして、ご安心いただければと思います。風邪やお腹の痛みといった体調不良の時はもちろん、体のことについて、成長の過程についてでも結構です。敷居を低くしたいと考えておりますので、よろず相談所として来ていただければと思います。
※上記記事は2018年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
吉村 博 院長 MEMO
小児科専門医 /腎臓専門医 /透析専門医
- 出身地:京都府
- 趣味:空手、こどもの詩集・絵本集め、ピアノ、ギター
- 好きな本・作家:絵本(レオレオニ、長 新太などの作品)
- 好きな映画:男はつらいよ
- 好きな言葉・座右の銘:信念の魔術、人は肩書でなくその実体で生きて行かなくてはならない
- 好きな音楽:オールジャンル
- 好きな場所:自然に触れられる所、クラフトショップ
グラフで見る『吉村 博 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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吉村 博 院長
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