池内 信人 院長
NOBUHITO IKEUCHI
痛みの少ない上下内視鏡検査と
専門性を生かした胆道・すい臓疾患の診療が特徴
東京医科大学卒業後、東京医科大学消化器内科学分野、八王子医療センター消化器内科で研鑽を積み、2018年、新百合ヶ丘 池内クリニック院長に就任(小田急線「新百合ヶ丘駅」徒歩1分)。
池内 信人 院長
新百合ヶ丘 池内クリニック
川崎市麻生区/万福寺/新百合ヶ丘駅
- ●内科
- ●消化器外科
父の存在が医師を目指す大きなきっかけに
もともと父が私と同じ消化器内科の医師をしていました。当時は勤務医をしていたので日常の診療風景を見ていたわけではありませんが、人のためになる事をしていることは子供心にもわかりましたね。医師を目指したのはその背中を見ていたことが大きいと思います。
東京医科大学卒業後は母校の大学病院に勤務。新宿や八王子での勤務を中心に、霞ヶ浦での診療もおこないました。八王子では消化器全体や内科全般を診る一般診療を、新宿では消化器の中でもさらに専門性の高い診療をおこない、さまざまな臨床経験を積みました。2004年、父が同じ小田急線の栗平でクリニックを開院。2018年に新百合ヶ丘駅前で分院を開院することになり、私が院長として就任しました(小田急線「新百合ヶ丘駅」徒歩1分)。
内科一般から消化器まで幅広い年齢に対応
栗平にある本院で診療していた時は多くの患者さんに来て頂いており、冬場のインフルエンザが流行する時期などは待合室で立って順番をお待ちになる患者さんもいらっしゃいました。具合が悪くて受診されているのですから、これは何とかしなくてはと考えました。物理的に医院の拡張が難しかったことに加えて、登戸や新百合ヶ丘から通ってくださる患者さんが多かったこともあり、新たに新百合ヶ丘での開院を決めたのです。ですから患者さんはこの地域の方や近隣から来てくださる方が多いですね。診療科目は内科・消化器一般で、主に大人の方を対象に内視鏡などの各種検査や診療をおこなっています。患者さんの年齢層は中学・高校生など若い方からご高齢の方までさまざまです。風邪やお腹の不調、胸焼け、健康診断で異常が出たという方、持病があり内視鏡検査を受けにくる方もいらっしゃいます。勤務医時代に八王子の病院で様々な一般診療をおこなったことは、今の診療にとても役立つ経験だったと感じますね。院内は全てバリアフリーですので、車椅子をご使用の方や足の不自由な方も受診いただけます。
痛みや苦しみを可能な限り軽減した内視鏡治療
当院の内視鏡検査は苦しくない、一番の目標は「的確な診断・治療」その上で苦しくない、痛くない診療をおこないます。患者さんに優しい検査を一番に掲げています。そのために使用しているのが二酸化炭素を使用した方法です。通常の内視鏡検査では空気を送り込んで胃や腸を膨らませておこない、検査終了後は空気を抜くのですが、どうしても体内に残ってしまうんです。二酸化炭素を使うと体への吸収が早いので検査後のお腹の張りが楽になるという特徴があります。
胃カメラと言われる上部内視鏡は、鼻から入れるタイプも用意しています。鼻からおこなう方が楽ですし、心臓にかかる負担も少ないというデータがありますので、心臓に持病をお持ちの方やご高齢の方には鼻からの検査をおすすめしています。また、より痛みを軽減するために鎮痛剤を併用することも可能です。大腸の内視鏡検査や、口からおこなう胃カメラの場合にもご希望に応じて使用しています。患者さんのご希望であっても必ずしも検査が必要なわけではないので、どんな場合にもまず検査の前には患者さんとのお話にも十分に時間をかけるようにしています。最近では逆流性食道炎の症状がある方が検査希望でみえることも増えています。健康診断で要検査と言われた方も含め、痛みのない内視鏡検査をご希望の方はぜひご相談ください。
専門性を生かした胆道・すい臓疾患の診療
消化器内科が専門領域ですが、大学病院時代により深く探求していたのは、胆、膵領域ですので、当院ではエコー装置を使い詳しい検査・診断が可能です。胆道・すい臓の疾患にはがんから自己免疫疾患まで幅広い病気があり、腫瘍や炎症のほか、内部に石ができることもあります。 膵臓の場合は食欲不振やお腹の痛み、背中の痛みがでることもあります。胆道系疾患の場合はお腹の痛みのほか、おしっこが黄色くなることや黄疸症状が出ることもあります。 また、ビリルビン尿と言っておしっこが赤茶色に濁ることがありますので、一見血尿と勘違いして腎臓の病気を心配される方もいらっしゃいます。
胆道・すい臓疾患の場合、症状はゆっくり進むものと急激に進行するものがあり、急な症状が現れるものは健康診断などで発見することも可能ですが、ゆっくり進行するものはより初期の段階では血液検査でも見つけることが困難です。がんである可能性もあり超音波での検査が必要です。すい臓や胆道のがんは比較的進行が早いので注意しなければならない病気の一つです。超音波検査は痛みもなく数分でおこなえますので、中高年になり、おしっこの色が濃くなったり、腹痛、背部痛などを感じたら検査を受けてみることをおすすめします。
これから受診される患者さんへ
患者さんの不安に寄り添うことやちょっとした体調不良の診断をすることも、開業医の役割の一つだと考えています。受診や治療する目安は病気や患者さんによって違います。ですから何か不安を感じたり、体に違和感を覚えた時点でまずはご相談ください。適切な検査や治療、生活へのアドバイスなど、今後の方向性を差し上げることができると思います。また、不安なことを話すことで気分が楽になるというメリットもあります。お一人で我慢せず、まずはお気軽に足を運んでください。
※上記記事は2018年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
池内 信人 院長 MEMO
消化器病専門医 /消化器内視鏡専門医
- 出身地:神奈川県
- 趣味:散歩
- 好きな作家:加古里子さん
- 座右の銘:温故知新
- 好きな音楽:テンポのゆっくりな音楽
- 好きな場所:公園、多摩川
グラフで見る『池内 信人 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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