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山田 広志 院長

HIROSHI YAMADA

“かかりつけの整形外科”として、おひとりおひとりのライフスタイルに合わせた医療を提供

横浜市立大学医学部卒業。同大学大学院医学研究科(整形外科)修了。同大学医学部整形外科教室に入局。以降、リウマチ膠原病センター、平塚共済病院、川崎幸病院等に勤務。座間整形外科・三ツ境整形外科 院長を経て、2012年に『かきお整形外科』を開院。

山田 広志 院長

山田 広志 院長

かきお整形外科

川崎市麻生区/下麻生/柿生駅

  • ●整形外科
  • ●リハビリテーション科

おひとりおひとりに合わせたテーラーメイドのリハビリテーションを実施

山田 広志 院長

小学1年生の時に、母を病で失いました。当時は、毎週のように母を病院に見舞いに行っていたものです。そこで医療というものに触れ合う機会が多かったことが、この道に進む最初のきっかけになったように思います。
進路として具体的に考え始めたのは、高校生になってからのことです。中高と部活に一生懸命な日々を送っていた中、柳田邦男さんが書かれた『ガン回廊の朝』という本を読んだ時から、この世界を志すようになりました。柳田さんの本には、癌の研究や内視鏡の開発に携わった人々のことが書かれてありました。それにならい、当初は私も研究者の道に進もうと考えていたのですが、大学で様々なものに触れていくうちに、患者さんと向き合っていくのが自分の性に合っていると思い、臨床の道に進むことになったのです。中で整形外科を選んだのは、私自身、スポーツが大好きだったことが大きなきっかけとなりました。

『かきお整形外科』は、2012年に開院いたしました。場所を探すにあたり、重視したのは、リハビリ室をおける十分なスペースがあることでした。整形外科領域において、リハビリテーションは大変重要です。足腰が弱ってしまった方の機能を改善したり、スポーツ外傷を受けた方がスムーズに復帰していくためには、リハビリテーションは欠かすことができません。当院には3名の理学療法士が常駐し、画一的なメニューを提示するのではなく、その方のライフスタイルに合わせたテーラーメイドのリハビリテーションを提案しています。開院から6年が経ちましたが、ほぼ思い描いていた医療が提供できていると思っています。

かかりつけの整形外科医として、幅広く診ていきたい

山田 広志 院長

ご高齢の方ですと、腰痛や膝、首の痛みにはじまり、手足のしびれや、だんだん歩きにくくなったなどの運動機能障害の患者さんが大半ということになるでしょうか。またこの地域はスポーツが盛んなものですから、スポーツで怪我をしたお子さんも多数いらっしゃっています。病院勤務時代、私は変形性膝関節症の治療を専門にしてきましたが、その専門性を生かしつつも、ジェネラリストとしてあらゆる整形外科疾患を拝見していきたいと考えています。

関節の軟骨は、言ってみれば消耗品のようなものです。長い年月が経てば、どこかしら悪くなるものなのですけども、今の状態を極力長持ちさせてあげられるようにと考えています。手術となりますと、費用や時間的等、日々の生活の中で失われるものが出てくることになりますし、相応のリスクを抱えることになりますから、その前の段階で踏みとどまれるようにと心掛けています。むろん、手術が必要な方は滞りなく病院等に紹介していきますが、開業医として、その見極めと、現状の維持に力を尽くしていきたいですね。

丁寧な説明をおこない、ご納得いただいてからの治療を

山田 広志 院長

専門用語を使うことはなるべく避け、画像や模型を使いながら、わかりやすい説明をするよう心掛けています。やはり、患者さんご自身に理解していただくことが大切なんですね。病院にいる時だけが治療の時間ではなく、お家にいる時にこそ、気をつけていただく必要があります。何がどうなっていて、どうしてこの治療が必要なのか。家でおこなえる運動の方法。そういったことを事細かくお伝えし、なるべく早く楽になっていただけるようにしていきたいと考えています。

早く、傷跡が目立ちにくくなる湿潤療法

当院では、擦り傷や切り傷、やけどなどを対象とした湿潤療法を取り扱っています。以前は怪我をすると、傷口を消毒してカットバンなりガーゼを貼り、乾燥させて“かさぶた”ができるのを待つ、という方法が一般的でした。しかし現在では、そうした方法では治りが遅くなる上に、かえって感染しやすくなるということがわかってきています。また、当院では一切消毒をおこないません。消毒をすると痛みが走りますが、これは、正常な細胞が消毒薬によってダメージを受けているために起こる現象です。染みたから効くのではなく、それによって傷の治りを遅くしているようなものなんですね。消毒をせず、痛いことをされないことがわかっているものですから、子ども達も安心して、怪我をしているのにニコニコして入ってくることが増えました(笑)。
湿潤療法もしかりですが、医学はどんどん進歩していき、新しい療法が次々と生まれてきています。古い常識にしばられるのではなく、優れた療法は今後も積極的に導入していきたいですね。

これから受診される患者さんへ

整形外科では、「もう年だから仕方がない……」という言葉をよく耳にします。確かに、年齢的なものは取り返せませんし、100点満点を目指すのは難しいでしょう。しかし、今60点の状態の方を、治療によって80点、90点を目指すことは十分に可能です。お年だからと、あきらめる必要はありません。些細に思えることでも構いませんので、どうぞ1度ご相談いただけたらと思います。

※上記記事は2018年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

山田 広志 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:ゴルフ、スポーツ観戦
  • 好きな作家:海堂尊
  • 好きな映画:アクション、ファンタジー
  • 座右の銘:「Men for others(他者のために)」
  • 好きな音楽・好きなアーティスト:ポップス/サザンオールスターズ
  • 好きな観光地:ハワイ

グラフで見る『山田 広志 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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