大橋 博樹 医師
HIROKI OHASHI
あなたと、そしてご家族の健康のすべてを任せていただける、みんなの「主侍医」を目指して
獨協医科大学医学部医学科卒業。聖マリアンナ医科大学病院総合診療内科・救命救急センター、筑波大学附属病院総合診療科、亀田総合病院家庭医診療科勤務の後、川崎市立多摩病院開院準備に参画。2010年に『多摩ファミリークリニック』を開業(小田急線/JR南武線「登戸駅」より徒歩5分)。
大橋 博樹 医師
多摩ファミリークリニック
川崎市多摩区/登戸新町/登戸駅
- ●内科
- ●小児科
- ●外科
- ●訪問診療
地域のお医者さんであった祖父の存在を手がかりに
祖父は茨城の過疎の地域でお医者さんをしていました。子どもながらですけども、おじいちゃんの仕事ぶりを見て興味を抱いたのが、この道に進むきっかけになったのだと思っています。
大学卒業後は聖マリアンナ医科大学の総合診療内科に籍をおきました。初期研修の時点では、幅広く診れる医者になりたいというおぼろげな目標はあったものの、専門科をなかなか決められないでいました。「アメリカに家庭医療学という学問がある」と当時の上司から紹介を受けたのは、まさにそのタイミングでした。あちらでは、街のお医者さんになるために、卒後すぐから専門のトレーニングをみっちり受けるカリキュラムがあるんですね。実際に現地に足を運び、その実態を見れたことで、ようやく医者として進むべき道が定まったということなのです。
直近では、川崎市立多摩病院の開院準備に参画し、総合診療医の養成をおこなうカリキュラムの作成にも携わってきました。今、家庭医としてそちらを巣立っているものも幾人か出てきていますが、彼らのロールモデルとなる施設の必要性を感じたのと、私自身が原点に立ち戻るということを考え、当クリニックの開設にいたったのです。
こちらは新宿から急行で20分という立地にあり、若い層の方もいらっしゃれば、古くからこの地域にお住まいの方が混在している地域です。年代によって異なるさまざまなお悩みに応えていけるという点において、大きなやりがいを感じています。
家庭医療専門医として
「よくある病気」=「簡単な病気」というイメージがあるかもしれません。風邪であれ、高血圧であれ、糖尿病であれ、医師であれば大まかに診ることは確かに可能でしょう。しかし、たとえばその風邪が抗生物質を使うべきなのかどうかを判断するには、しっかりとしたトレーニングを受けていることが必須の条件になってきます。あるいは、お子さんの熱であっても、普通の夏風邪なのか、それともヘルパンギーナや溶連菌であるかといったことを判断するには、その兆候を知っておかなくてはできることではないのです。
あまり見かけることのない病気については、しかるべき施設へとご案内させていただいています。ですが、風邪や糖尿病、ぜんそくといったよくある病気については、専門の先生に遜色ないレベルの医療を提供していけるのが、家庭医なのです。
家族すべてを診ていくという視点
私たちが大切にしているのは、目の前の患者さんだけではなく、その家族も一緒に診ていくということです。たとえばお子さんの気管支ぜんそくの場合、その元をたどるとお父さんの喫煙が原因ということが往々にしてあります。このケースでは、お父さんの喫煙を治してあげることがより根本的な治療ということになりますが、年齢を問わず、すべてに関わっていけるというのが、当クリニックの特色でもあります。
現在、三世代で診ている方が100世帯以上、四世代も15世帯以上になっています。クリニックでは訪問診療もおこなっていますので、四世代ともなりますと、ご自宅に伺って診させていただくということが多いのですが、その際、生まれたばかりのお子さんの成長発達の相談ですとか、予防接種の相談を1度におこなえることになります。ご家族それぞれにお悩みがあります。それを一緒に解決していくということが、家族全員の健康を良くしていくということにつながってくるのです。
患者さんと共に考えていくということ
自己責任という言葉が流行るようになり、健康も個人の責任という風潮になっていますが、それではいささかドライすぎるように思うのです。私たちは家族全体を診させていただいています。「健康のことはここに任せてあるから大丈夫」と思っていただけるようにしていきたいですね。
「シェアード・ディシジョン・メイキング」という考え方があります。従来は、医療者が情報を与え、その情報を元に患者さんご自身が決めていく、ということが一般的でした。今後は、健康のことはもちろん、療養の仕方や生き方、あるいは最期のあり方まで、一緒にディスカッションしながら結論に導いていくという医療のあり方が大切になってくると考えています。またそれを為すには、常日頃から家族に関わっていることが条件になってきます。
クリニックでは、ソーシャルワーカーやケアマネージャーの資格を持っている看護師が中心となり、介護や福祉のご相談も承っています。病気を治すことだけにとどまっていては、その方を真の意味で健康に導くことは難しいでしょう。医療と介護と福祉が1つとなり、それらすべてを相談出来る場所がこれからは必要になってくると思っています。
これから受診される患者さんへ
医療の細分化が進み、その1つ1つに掛かるということも選択肢だと思いますが、結果、誰が本当の主治医であるか、わからなくなることがあるのではないでしょうか。『多摩ファミリークリニック』では、それぞれのライフステージに寄り添う医療をおこなっています。あなた自身、そしてあなたの家族のことを誰よりも知っている。健康相談はここに行けば大丈夫。そう思っていただけるような場所にしていきたいと思っています。
※上記記事は2018年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
大橋 博樹 医師 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:サッカー観戦
- 好きな本・作家:ミステリー/江戸川乱歩
- 好きな映画:SF/『ネバーエンディング・ストーリー』
- 好きな言葉:「一粒の麦」
- 好きな音楽:ジャズ
- 好きな観光地:那須高原「子どもと一緒に」
グラフで見る『大橋 博樹 医師』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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