登戸診療所
川崎市多摩区/登戸/登戸駅
- 内科
- 精神科
- 心療内科
- 訪問診療
◆精神科の在宅医療に特化しております。◆
『登戸診療所』では病気や障害、加齢など、何らかの理由により外出が難しく、通院の困難な方に対して、精神科・心療内科・一般内科の在宅医療を提供しています。
対象疾患はうつ病や統合失調症、双極性障害や神経症、認知症など、精神疾患に特化しております。
受診をした事がなく診断がない方や、精神疾患はないが外出困難、ひきこもり状態であるという方のご相談を受け付けております。
医師、看護師、スタッフ。その誰もが、患者さんが良くなる希望を持ち、皆様のおうちにお伺いするということを続けていきたいと考えています。
こころのお悩みでお困りの方へ、気軽な相談先として診療をおこなっておりますので、まずはお気軽にご相談頂けたらと思います。
飯田 茂 院長への独自インタビュー
精神科をベースとした在宅医療への取り組み
『登戸診療所』は、は2002年に開院して以来、精神科医療を基盤とした在宅医療をおこなっています。
私の医療活動は研修医として外来患者さんの予診をとり、先輩の先生方の指導をうけることから始まりました。外来診察室で患者さんの話をうかがいながら、状況を詳しく知り、できるだけ深く理解しようと取り組もうとしました。その後病棟での勤務もしましたが、診察室で患者さんから私がわかることは一部であり、実際の患者さんの生活を知り、どのようなことを困っているのかを把握しなければ、医療的な援助は効果が上がらないのではないかと感じました。
1988年~90年に、秋元波留夫先生からアメリカの医療の実情をみる研修の機会をいただきました。精神科医療の中で入院治療をどのように減らしていくかを、カリフォルニア、ニューヨーク、シカゴなどで州立病院、専門治療施設、中間施設や作業所、ホームステイなど、現場にいき雰囲気に触れ、話を聞きました。この時の経験から、長期の入院医療から精神医療が変っていく中で私がどのように活動したらいいか考えるようになりました。
1995年、阪神淡路大震災の際には公立病院の医師として神戸市灘区で医療援助のために働きました。米軍のテントに泊まり交通機関の回復していない街で、自転車で患者さんの自宅や施設をまわりました。被災地ですから生活状況を把握して医療や支援を考えることは当然です。この時に外来に来られない患者さんがたくさんおり、医療を求めている、そのことに応じなくてはいけないと強く感じました。振り返れば、これらの体験が、精神科医療を在宅でおこなう、今のスタイルに結びついて行ったのでしょう。
社会資源を誰もが利用できるように
対象となる患者さんは精神疾患をお持ちで通院が困難であること、加えてご本人及びご家族が困っておられるということが条件となります。
もっとも極端な例を申し上げますと、恐怖症の一種で、家から一歩も外に出られないという方がいらっしゃいます。その方は強迫行為でトイレに1日6時間もこもっているんですが、そうなりますと外出は到底難しいということになりますよね。また、過去に入院してお薬を処方されていた方であっても、何年も顔を出せないということになりますと、お薬の処方もままならないということなってきます。
私自身も、父が認知症になり、医療機関を受診できないということを経験しました。こころの病気を患っておられる方は、病院という社会資源の利用もできない方がいるというのが現実です。援助を受けることで生活で困っていることが解決できる、気持ちが楽になる方がおられるにもかかわらず、それができない。これは社会的にも大きな損失であり、そうした方々の支えになることができればと思っています。
登戸駅小田急側出口からの徒歩ルート
所要時間(当社調べ):1分17秒
理事長の飯田先生は、精神科がご専門。重度の認知症患者さんなどをお願いすることも多いのですが、一生懸命ていねいに診療してくださいます。