岡野内科医院
川崎市多摩区/登戸/向ヶ丘遊園駅
- 内科
- 小児科
- 放射線科
- 胃腸内科
- 消化器外科
- 循環器内科
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岡野 敏明 院長への独自インタビュー
同じ地域に住むものとして、自分にできることを
『岡野内科医院』は、私の祖父の代より当地で診療をおこなってきました。祖父は私が2歳か3歳の頃に亡くなっているのですが、枕元で、「お前は医者になるんだ」と語りかけられたことをおぼろげな記憶ながら憶えています。呪いではないですけれど(苦笑)、だからか、子供の頃から他の職業を考えたこともなかったのです。
祖父の頃は、まだ物々交換で成り立っていたようです。健康保険もない時代でしたから、患者さんが支払いに困ると、「大根で勘弁してくれ」と言われ、それでお代を頂戴していたんですね。その祖父の診療所を父が継ぎ、私へと受け継がれてきたことになります。
私にとってこの道は、最も安易な選択でした。だからこそ、自分が特別なことをしているとは思っていませんし、“お医者様”などという意識もありません。時代は変わりましたけれど、今私ができることで、少しでも地域の人の役に立てたらと思っています。
内科と小児科がひとつのところにあるメリット
私は消化器内科の出身で、家内が小児科を診ています。2002年に父より院長職を引き継いだ際、院内を改装してキッズスペースを設けました。今では珍しくもありませんが、当時は少なかったですよね。当院の特徴として、お母さんと子供を一緒に診られるということがあります。お母さんは自分のことは後にしてしまいがちですが、子供と同じところで診察を受けられるというのはメリットと言えるでしょうね。
父の代、昭和30年代までは、地域のクリニックというものは、“診療所”でした。小児科を掲げているところは非常に稀で、具合が悪いようなら、全てを診ていたものなんですね。時代が廻り、専門科に細かく分かれるようになってきたなかで、現在は総合診療医の存在が注目を集めるようになってきています。私より上の世代からすれば、「何を今更…」というところかもしれませんが(苦笑)、地域の診療所のあるべき形に再び戻ってきたということではないでしょうか。
岡野先生はお子さんから大人の方まで幅広く地域医療に貢献している方です。ご一緒させていただいている川崎市医師会では副会長としてご活躍されています。とてもいいお人柄の先生ですよ。