藤井 壮一 院長 & 藤井 厚司 副院長
SOICHI & ATSUSHI FUJII
診療から手術、リハビリ、専門性を活かした治療まで
笑いの絶えないアットホームな整形外科
【藤井院長】日本医科大学卒業後、同大学院麻酔科を卒業。東京逓信病院整形外科に勤務し、関節の研究もおこなう。その後、東急病院・安藤整形外科病院の勤務を経て、1988年、登戸に藤井整形外科を開院。
【厚司 副院長】聖マリアンナ医科大学卒業後、特に脊椎を専門に学ぶ。大学病院や市立多摩病院で臨床経験を積み、藤井整形外科副院長に就任。
藤井 壮一 院長 & 藤井 厚司 副院長
藤井整形外科
川崎市多摩区/登戸/登戸駅
- ●整形外科
- ●リハビリテーション科
整形外科医としてそれぞれ独自の専門性を学ぶ
【壮一 院長】
私が整形外科医になろうと思った出発点は、中学の時、骨折で接骨院に通ったことです。小学生だった弟も骨折したことがあり、そうした経験が医師を目指すきっかけになりましたね。日本医科大学卒業後は麻酔科の大学院に進み、医局に籍を置き、臨床経験を積みました。その後、東京逓信病院で恩師である渡辺正毅先生に出会い、整形外科全般と膝関節の外傷や疾患の治療を教えていただきました。10年間在籍しましたが、現在膝関節の専門的治療ができるのも恩師のお陰です。
開院の場所は、当初から小田急線沿線にしたいと決めていたところ、タイミング良く登戸の場所を紹介いただいたことで、腰を据えて地域密着で診療をしようと開院の場所に選びました。開院して30年になりますが、多摩川も近く環境のいい場所でとても気に入っています。
【厚司 副院長】
私の場合、医師を目指したのは、やはり父の後ろ姿を見ていたからです。子どもの頃からやりがいのある仕事だと感じていました。整形外科を選んだのは手術で患者さんを治すことが好きで、自分が習得した技術で患者さんが良くなっていく事に手ごたえを感じたからです。聖マリアンナ医科大学を卒業した後は、特に脊椎を専門として、大学病院や市立多摩病院で診療から手術まで幅広く臨床経験を積みました。今でも多摩病院に籍を置き、診察や手術をおこなっています。
私も患者さん方と同じように脊椎の病気による痛みで苦しんだのですが、恩師の手術を受けて以後は全く痛みがありません。手術をする側だけでなく、受ける側の経験もしている者として、患者さんのお気持ちに添った治療を心がけています。
診療・手術・リハビリまで対応
【壮一 院長】
当院では運動機能回復の治療をメインに、検査・診察と理学療法士によるリハビリテーションをおこなっています。私が膝関節、副院長が脊椎専門ですので、患者さんの症状によって専門性の高い治療を提供することができます。また、リハビリテーション科には理学療法士(PT)が3人在籍しておりますので、私が診療し、副院長が手術を担当、PTがリハビリと連携して治療をおこなうことが可能です。家内や息子達のお嫁さんも院内に花を生けてくれたりしています。大切な患者さん方を、私達家族、スタッフ全員で一丸となってケアさせていただいています。CT、MRIなどによる詳細な検査や手術は市立多摩病院にお願いしています。
【厚司 副院長】
現在は院長と私で曜日を分けて診療していますが、手術が必要な患者さんは私が担当し、市立多摩病院で手術もおこなっています。症状の重い患者さんでも手術から術後の回復まで、一貫して診られることも当院の特徴の一つです。病診連携がうまくいっていると思います。多摩病院で勤務している日は院長からホットラインで「これからこんな患者さんが行くからあけといて」と一報をもらうこともあります(笑)。
ですから、普段の診療では手術も視野に入れた見地から、患者さんに分かりやすく説明することを心がけています。また、背骨の手術は緊急性が高いことが多いことも特徴です。症状の悪化や痛みは急にやってきますので、スピード感をもった診療を常に意識しています。手術は危険も伴いますが、自分自身体験したこともあり、成功すればとても効果が高い方法です。手術からリハビリまで、患者さんから喜ばれる治療を提供していきたいです。
地域に密着した診療が合言葉
【厚司 副院長】
以前は新興住宅街だった登戸エリアも、今後ますます高齢化社会になっていきます。それに伴い骨粗しょう症の患者さんが増えると同時に、骨折の危険も増えていくでしょう。当院では骨粗しょう症の治療にも重点的に取り組んでいます。怪我をしてから治療するのではなく、いかに予防するかということが大切になりますので、かかりつけの整形外科医を持っていただきたいです。最近は超音波装置を使って注射や治療をするなど、医療も新たな技術が開発されています。また、私は現在大学病院にも籍を置いておりますので、診断から手術まで常に最新の知見も学び、地域の方のかかりつけ医になれればと考えています。
患者さんとのつながりを大切にしたい
【壮一 院長】
患者さんは若い方からご高齢の方まで、幅広い年代の方がお見えになります。若い方ですと、スポーツなどによる膝や肩などの諸関節の外傷が多く、ご高齢になってくると加齢が原因で膝に水がたまる、肩が痛くて動かないなど変形性の疾患が多いです。昔から通ってくださる患者さんも多いです。
診療で大切にしているのは、患者さんの主訴、痛みやしびれなどを取ってあげることです。一番辛いお悩みを取り除いてあげることを最優先にしています。そして、患者さんの背景を重視すること。どんなお仕事をされているのか、ご家族の様子、普段の生活などもお聞きすることもあります。というのは、普段の生活が病気に影響することもあるからです。仕事でそんなことは控えなさい、家族のためにももう少し体を動かして元気になりましょう、筋肉を鍛えましょう、といったアドバイスをすることもあります。そうしたバックグラウンドについてお聞きするためにも、普段から医師と患者さんは人間関係が大事だというのが私の考えです。患者さんにはっきりと物ごとをいうのも私の診療のポリシーです。生まれが葛飾柴又ということも影響しているのかもしれませんね(笑)。
【厚司 副院長】
診療時の当院の雰囲気は、とにかくにぎやかです。患者さんから「何か面白いことあったの?先生のところはいつも笑い声が絶えないねぇ」と言われることもしばしばです(笑)。病院らしくない病院というのが理想ですので、とても居心地のよい場所を提供できていると自負しています。中には診察時にこちらを何とかして笑わせようと入ってくる患者さんもいるんです(笑)。そんな雰囲気の中、優しく語りかけていると、初めての患者さんも心を開いてくれるんですよ。院長のように、患者さんの気持ちにしっかり寄り添った診療をおこなうことがこれからの課題です。患者さんの中には「院長じゃなきゃ」という方もいらっしゃいますからね(笑)。また、今後は骨粗しょう症など病気のことを知っていただくために、患者さん向けの無料講座も開きたいと考えています。
これから受診される患者さんへ
【壮一 院長】
昔と違い、今は病院と個人クリニックの立場や役割が明確になっています。入院や高度な医療は必要なく、日頃のリハビリが必要な患者さんなど、開業医レベルでできること、治せる疾患は積極的に対応していきたいと思っています。ただ、患者さんは症状があってもどの病院へ行けばいいのかということは分からないものです。お体の状態をみて適切な医療機関へ振り分けをおこなうのも開業医の仕事の一つです。治療には最善を尽くしますので、痛みやしびれ、コリなどのかかりつけ医として、足を運んでいただければと思います。
【厚司 副院長】
関節や筋肉など、体の痛みには何らかの原因があります。それを突き止めることは治療への近道にもなります。連携している病院には専門の画像診断部もありますので、当院での検査のほか、必要に応じて外部で詳細な検査をしながら診察し、診断へと繋げていきます。また治療に関しても、院長、副院長それぞれの得意分野を活かした診療、連携先の専門医と協力しての治療など、適切な治療を提供していきたいと思います。特に、手術が必要な患者さんにはスピード感を大切にしたいです。手や肩、腰が痛い、でもどこに相談していいのか分からない方は、お気軽にご相談ください。
※上記記事は2018年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
藤井 壮一 院長 & 藤井 厚司 副院長 MEMO
整形外科専門医
- 出身地:[院長・副院長]東京都
- 趣味:[院長]庭木の剪定、草むしり [副院長]食べ歩き(ラーメン中心)
- 好きな本:[院長]歴史物(国内) [副院長]ズッコケ三人組(子どもと一緒に)
- 好きな映画:[院長・副院長]ラストサムライ
- 好きな言葉・座右の銘:[院長]努力 [副院長]仁
- 好きな音楽:[院長]ヒーリング音楽 [副院長]フォークソング(アコースティックギターなど)、演歌
- 好きな場所・観光地:[院長]緑がある場所(箱根など) [副院長]湘南・江ノ島
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