山下外科循環器クリニック
平塚市/平塚/平塚駅
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北島 和人 院長への独自インタビュー
古都・京都にて、神経内科を専門に研鑽を積む
父が保健所に勤務していまして、職業柄医療関係の方と接する機会が多くあったようです。その父からは、ちょっとしたことから大きな病が見つかり、重症化する前に救うことができた患者さんがいらした話を聞き、医師という職業にあこがれを抱くようになりました。
昔から古都が好きでしたので、京都大学に進みました。京都と言えば、国内でも有数の御茶どころ。そこでせっかく京都にいるのだから…..と茶道部に入部し、外部からお呼びした先生から手ほどきを受けました。最近は忙しくてなかなかお茶をたてる機会がありませんが、いずれ再開できる機会があればと思っています。来客にお茶をふるまい、味わいながら、ともに静かなひとときを共有できる茶道は、心を穏やかに豊かにします。
専門として神経内科を選びましたのは、脳に大きな関心があったためです。脳は常に自分とともにあり、さまざまな形で身体の機能や動作に関わっているのに、わかっていないことがまだまだたくさんあります。脳外科は病変を切り取ることで治療が完結しますが、神経内科は患者さんに寄り添い長時間に及ぶ語らいを経て治療をしていきます。そこに面白さと使命感のようなものを感じながら、日々診療に当たっています。
近年は画像診断技術が発達していて、検査がしやすくなりました。検査機器だけでなく、撮影技術、診断技術も上がってきたため、病変を見つけやすくなったことが嬉しいですね。わたしが医師になりたての頃は、MRIはかなり長い順番待ちになっていて、予約を取るのも一苦労でした。また、撮影技術もあまり高くなかったので、撮影した画像でうまく診断することができなかったりすることもありました。脳の病気は実はさまざまな自覚症状に潜んでいるので、とりあえず疑わしき症状を抱えていらっしゃる患者さんには検査をお勧めしています。眼の痛みを訴えていらした患者さんの脳に障害があったり、お尻が痛いといって来院された方に脊髄の病気が見つかったりすることがありました。
大学卒業後は、母校医局を経て全国の病院で患者さんのお世話をさせていただいてまいりました。静岡県立総合病院、福井赤十字病院、横浜新都市脳神経外科病院などで研鑽を重ね、2017年11月に開業の運びとなりました。宮前区近辺は医療ニーズが高いことがわかっていたのですが、神経内科は少ないようです。高齢化が進みますと、認知症、アルツハイマー病の患者さんが多くなってきますので、是非末永くお付き合いさせていただけたらと思います。
物忘れ、頭痛、めまいといった神経内科の専門外来とともに、一般内科、生活習慣病の患者さんにもご利用していただきたいと思います。
地域のみなさまの「かかりつけ医」として、見落としのない診察を心がける
まずは「かかりつけ医」として、日常的に患者さんの持病やライフスタイルを診させていただき、ちょっとした異変にすぐに気づけるようにしておきたいと考えています。認知症をはじめとする脳の障害は、早いうちに対処することに越したことはないからです。これまでの経験では、症状が重くなってから来院されることがしばばありました。特に歩行動作の場合、ちょっとした異変があってもとりあえず歩けているので、そのまま放置してしまうことが少なくありません。そしていよいよ歩けなくなってから来院されるのですが、そこを起点としてしまうと治療がかなり厄介になります。
物忘れといった症状も、常日頃から患者さんとお話していればすぐに異変に気づくことができます。当院には検査設備はありませんが、「さぎぬま脳神経クリニック」「横浜新都市脳神経外科病院」をはじめとする優良な医療機関と連携を取っておりまして、すぐに検査ができるよう紹介状をお書きします。