宮前平トレイン耳鼻咽喉科
川崎市宮前区/小台/宮前平駅
- 耳鼻咽喉科
- 小児耳鼻咽喉科
- アレルギー科
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伊東 祐永 院長への独自インタビュー
共働き世代の親子をお支えしたい….その一心で宮前平駅前で開業
場所を選ばず、体力のある限り続けられる仕事であること、そして目の前で困っていらっしゃる方を直接お支えできる仕事であるという理由から医師を選びました。
なかでも耳鼻咽喉科を選びましたのは、若いうちから外科手術の実践が学べたからです。もちろん感覚器としての面白さもあるのですが、他の科よりも早く外来や手術を担当することが出来ました。また耳鼻科は、最初から最後まで首尾一貫して一人の患者さんを診察できることも魅力のひとつです。内科などの場合、病気の診断をして手術が必要になったとき、実際の手術は外科に依頼することが多いためです。
金沢大学を卒業して母校医局と関連病院で7年ほど勤務した後は、横浜のクリニックで7年ほど勤め、機が熟したと感じた2014年に宮前平トレイン耳鼻咽喉科を開院しました。宮前平は共働き子育て世代の方が多くお住まいであること、そしてこの物件が駅のすぐそばであったため、こちらを開業地として選びました。
お子さんの診察をする機会がとても多く、郊外にお住いのお子さんとその親御さんがどんなことでお困りか、わたしなりに把握してきました。そこで開業するときは、共働き世代の親子の力になりたいとずっと考えてきたのです。また保育園児を抱えた親御さんが通いやすいよう、駅から近いことも条件として考えていました。希望していた条件をあれこれ満たす場所が見つかり、ラッキーでした。
保育園児が罹患しやすい中耳炎。風邪が起因することも多いため、親御さんは早めの対策を
先ほども申し上げました通り、お子さんの疾患をできるだけ見たいと考えてきました。特に一番気を付けていただきたい疾患が「中耳炎」です。中耳炎に罹患するお子さんの多くは1歳から2歳くらいのお子さんです。これには大きな社会的事情があります。
現在首都圏ではどの地域でも保育園が足りておらず、大変ひっ迫しています。本来保育園入園は2歳を過ぎてからが望ましいのですが、その年齢より前に入園の権利をとっておかないと、後から入るのが難しくなります。親御さん(特にお母さん)はできるだけ早く職場復帰されたいことから、小さいうちからお子さんを保育園に預けることになります。すると、入園時の年齢はだいたい生後6ヵ月から1歳6か月前後になります。
2歳未満のお子さんはまだ免疫機能がとても低い状態にあります。そのようなお子さんが一か所に集まるわけですから、ひとりが風邪を引くと相互で感染が広がります。常に鼻汁や痰でぐずぐずしている鼻の中にばい菌が入ると、鼻から耳管を通って中耳に届きます。鼓膜の奥にある中耳は、鼻の奥と耳管でつながっているからです。そして症状が進むと、中耳が痛くなったり、耳だれが出てきます。さらに鼓膜にも汁がたまり、その状態が数か月続くと成人後もつづく難聴などを引き起こすこともあります。厄介なのは、「風邪だから」と甘く見て、中耳炎が放置されてしまうことです。市販薬や小児科で処方された薬で熱や症状が緩和されれば、あとは様子見の段階に入るため、中耳炎があっても見過ごされてしまいがちです。
こちらで開業してから親御さんにお伝えしていることは、とにかく風邪を引いたら中耳炎に罹患していないか耳鼻科を受診していただきたいということです。幸い、最近は早めの対策を考えられる親御さんが増えてほっとしています。
はっきりキビキビ何でも話してくれるので、すごく信頼できるし、鼻の風邪をひいた時に耳を最初に見てくれて、中耳炎になってないかチェックしてくれたので、それからずっと通ってます。