鷺沼人工腎臓石川クリニック
川崎市宮前区/鷺沼/鷺沼駅
- 内科
- 人工透析内科
- 腎臓内科
腎臓は一人が2つづつ持っている、そら豆に似た形をした臓器です。さまざまな理由で腎臓が本来の機能を果たせなくなり「慢性腎不全」と診断された場合に「人工透析」が必要になります。鷺沼人工腎臓石川クリニックでは、透析患者の皆様に明るく前向きな生活を送っていただけるよう、お手伝いしています。
【鷺沼人工腎臓石川クリニックの特徴】
1.透析液から細菌、エンドトキシン(細菌から発生する有毒成分)は検出されない、きれいな水を使用しています。
2.患者さまそれぞれの体調にも配慮しながら、長い時間のかかる透析を少しでも快適にお過ごしいただけるよう、勤続15年以上のベテラン臨床工学技士と勤続3年以上(経験10年以上)の正看護師で万全の体制を整えています。夜間も連絡できるようになっております。
3.長い歴史と豊富な経験に基づいた医療と同時に、最新の知見に基づいた医療を提供してまいります。
4.月に1度、管理栄養士が栄養相談を行っています。
石川 裕泰 院長への独自インタビュー
父の背中を追って医師になり、腎臓疾患を中心に研鑽を積む
わたしの父も医師でして、1977年に鷺沼でこの病院を開業しました。医師を志したのは高校生くらいですが、この職業につくには目標・目的へのルートが明快で、悩む要素が少ないと感じていた部分はあります。漠然とですが、当然いずれはこの病院を継がねばならないと考えていました。ですので、大学で6年間のカリキュラムを終えた後は、大学院で腎臓を専攻し研究をしながら医科で診療に当たっていました。研究内容も腎不全の治療に関するものです。
大学には18年ほど残り、医科から他の病院に出張して治療に当たっていました。わたしが当院を継いだのは2009年ですが、すでに臨床での経験と実績は豊富でしたのでスムースに移行できました。
熟練のスタッフが連携し、患者さんを心身両面からサポートする
まずはトラブルが起きないよう細心の注意を払っています。透析治療中は、急に血圧が下がるなどさまざまな体調の変化があります。当院には勤続十年以上のベテラン臨床工学技士と、経験実績ともに豊富な正看護師が常駐し万全の体制を整えていますので、こうした症状が起きても迅速に対応できるようになっています。また帰宅された後患者さんの体調に異変が生じた場合もすぐに対応策が取れるよう、夜間の連絡体制も整えていますので、どうか安心して治療にいらしていただきたいと思います。
人工透析は長年続く治療です。週3回は当院に治療のためお越しになられるわけですが、こうした時間を含めてより明るく前向きにお過ごしいただくためのケアにも心を配っています。特に精神的に辛い日々を過ごされている方を、どうサポートさせていただくかが肝要です。
当院は約40年にわたって腎臓専門の診療をさせていただいていますが、以前と比べて着実に患者さんが長生きできるようになりました。その理由は、透析技術が進化し透析用の水の除菌が進んだことで、今まで抜け切れなかった毒素がきちんと抜けるようになったことです。腎臓病で一番心配なのは合併症(特に多い心疾患)ですが、この2つが改善されたことで合併症が起きにくくなりました。その結果、自然な寿命を迎えられる方が増えたのです。
一方で、糖尿病や動脈硬化が原因で腎不全を発症される患者さんが増えました。20年前までは腎臓の病気が原因となることが多かったのですが、生活習慣病が原因の主流になってきましたので、予防教育が以前にも増して重要です。