荒田内科クリニック
川崎市中原区/新丸子町/新丸子駅
- 内科
- 循環器内科
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荒田 浩久 院長への独自インタビュー
父と同じ医師になり、循環器を専門に研鑽を積む
父が耳鼻咽喉科の医師をしていました。しかし、子供の頃は出来れば「医者になりたくない」と思っていました(笑)。父は毎日忙しく診療していましたし、夜間に呼び出されることも度々でした。学校の行事に来てくれるのはいつも母で、父にどこか連れて行ってもらった記憶はほとんどありません。遊んでもらえない、つまらない、なりたくない、と(笑)。そんな気持ちが徐々に変化して行ったのは、中学から高校にかけてでしょうか。同じクラスの友人たちが父の治療を受けて、「良くなったよ」「助かったよ」と声をかけてくれるようになったんです。そうして高校2年生になって進路を決める際には、「よし、医学部に行くか」と決めたんです。
昭和大学医学部に学び、自分の専門に循環器を選びました。父から、これからの医師は心電図が、読めるほうがいいとアドバイスを受け、いろいろな診療科で実習をする中で、「確かにそうだ」と納得し、この分野の知識を深めるべく循環器内科に籍を置いて研鑽を積みました。
患者さんとのコミュニケーションを大切に、わかりやすい説明を心がける
今の症状や治療法などを患者さんにご説明するときは、難しい専門用語だけでなく、さまざまな角度から分かりやすくお話をしたいと思っています。みなさん、「動脈硬化」という言葉は知っていても、それがどんな病気なのかご存知ない方が多いです。そんな時、患者さんご自身に主体的に治療に取り組んでいただこうと考えるなら、その病気についてきちんとご理解いただくのが大事なことで、パンフレットに描かれたイラストをお見せしたり、模型を使って説明をしたり、時には実際に模型に触れてもらい、血管の柔軟性を体感していただくこともあります。
実は、当院のエコー(超音波)の画面サイズが大きいのも、患者さんの見やすさや説明のしやすさを考えてのことで、患者さんが納得できるように説明するというのは、とても大切なことなんです。心エコーで、ご自身の心臓の動きを実際に診ていただくと、後で静止画像とイラストで説明する際に、受け止め方のインパクトが断然違います。ほかには、高血圧症など慢性疾患のある患者さんには、季節ごとにお薬の量を調整しています。そんな時には、なぜ夏場にお薬を減らすのか、その理由もあわせてお伝えするようにしています。こちらから一方的に話をするのではなく、時々患者さんに質問を投げかけながら、例えば「汗の成分は、なんでしょう?」と質問して「水と塩です」という答えを導きだしておいてから、高血圧症の塩分制限について説明するように、双方向のコミュニケーションを心がけています。また、風邪や花粉症などはお薬により、効く、効かないの個人差があります。こちらからも、先日出したお薬はどうですかとお尋ねしたりもしていますが、効かない場合には遠慮せず、おっしゃってくださいね。効く薬を一緒に探していきましょう。
院長の荒田先生とは、同じ循環器科の医師として連携させていただいています。とても優しいお人柄で、患者さんに寄り添った診療をなさっています。