こやま耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック
川崎市中原区/新丸子町/新丸子駅
- 耳鼻咽喉科
- アレルギー科
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電話 | 044-738-4187 |
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所在地 | 神奈川県川崎市中原区新丸子町765 |
最寄駅 | 新丸子駅 |
駐車場 | 近隣にコインパーキングあり |
WEB | |
休診日 | 木曜・日曜・祝日 |
診療時間 |
[月曜・火曜・水曜・金曜]9:00~12:30 15:00~18:30 [土曜]9:00~12:30 14:00~16:00 |
特徴 |
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MAMORU KOYAMA 小山 守 院長
耳鼻咽喉科専門医 /アレルギー専門医 |
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小山 守 院長への独自インタビュー
機材を置く十分なスペースと母校との医療連携が開業地の決め手に
父が耳鼻咽喉科の開業医であり、子どもの頃から父の仕事を見続けていたため、医療系の職業に就くことは自然と意識していました。医学部で勉強中は、自分で執刀し加療を行う外科医になろうと決めていた時期もありました。しかし、父を目標に育った私としては、将来的には開業をしたい希望もありました。外科医は手術で患者さんを加療することを目標とします。外科医として専門的に開業することは大変です。一方で耳鼻咽喉科は内科・外科両方の側面がある診療科であり、頭頚部外科とも言われています。後に開業医として独立が可能な科であり、私にとってベストな診療科目でした。
杏林大学卒業後は、日本医科大学の耳鼻咽喉科教室ならびに武蔵小杉病院、さらに静岡済生会総合病院での勤務を経て2003年に新丸子で開業しました。耳鼻科は診療機材が多くある程度のスペースが必要でしたが、幸いこの物件は40坪あること、そして長年の勤務病院である武蔵小杉病院が近くにあり、医療連携がとりやすいことが決め手となりました。
医療とは、ただお求めに応じ薬をお出しすることではない
当院の診療方針は、「薬だけに頼らない診療」です。当然薬によって治せる疾病、緩和できる症状には処方を行いますが、必要がない、効果が期待できないと判断した薬は処方いたしません。患者さんは薬を処方してもらうのが医療だと勘違いしている方が多く、またそれに応じて何らかの薬を必ず処方してしまうのが現状だと思います。薬には必ず何らかの副作用を伴います。しっかり患者さんの症状を聞き、局所を視診、触診で診察をすることが、正確な診断をする為に必ず必要だと考えています。
たとえば風邪を例にとってみますと、鼻やのど(咽と喉です)の様子を診ずにただ鼻水には抗ヒスタミン剤、咳には咳止めを処方されるケースが多いとお聞きしたことがあります。鼻水や咳、熱が出るのは、理由があって出ているのです。風邪の鼻水とアレルギーの鼻水は加療方法が違うわけです。風邪の咳とアレルギーの咳(咳喘息や気管支喘息)も薬が全く違います。患者さんが余り気にしない夜間の口呼吸は、鼻閉が原因となっていることがほとんどです。口呼吸をすれば、口腔内、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺まで乾燥してしまい、粘膜の乾燥は炎症反応を悪化させてしまいます。この場合は鼻詰まりを解消しなければ咳は止まりません。この状態で例えば咳止めを処方しますと、一時的に呼吸中枢を抑制して咳を減らしているにすぎず症状を長引かせてしまうケースも多いと思います。鼻閉を改善させ粘膜の乾燥を防ぐことが大切だと考えています。
また熱が出たからと抗生物質を渡されるケースも多くあるそうですが、風邪で熱が出ているならそれはウィルスの仕業であり、細菌を殺す抗生物質は何の役にも立たないというわけです。
風邪を引いて4日後ぐらいになりますと、鼻から流れ出る水性のサラサラ鼻汁は治まりますが、ドロドロの鼻水がノドに落ちてきます。また鼻詰まりも進行します。ドロドロの黄色い鼻水の原因が細菌感染なのです。親御さんは鼻汁が止まったと安心されますが、実は受診が必要なのはこのような状態に陥った時です。鼻閉を治して鼻汁を吸うことが大切なのであって、風邪薬を飲まないと悪化するわけではありません。
医師による医療とは、正しく診察をして、正しく診断をすることが大切だとわたしは考えています。風邪は薬が治してくれるわけではありません。耳鼻咽喉科専門医、アレルギー専門医として本当に必要なものを見極め、不要な薬で症状を長引かせないようにしています。また治療および薬の是非につきましては、平易かつ明確な言葉でその根拠を丁寧にお話させていただいています。