御宿 百合子 院長
MISHIKU YURIKO
地域のみなさまの「最初の窓口」として
子供たちとご家族との信頼関係を大切にする
慶應義塾大学医学部を卒業後、同大学の小児科学教室に入局。小児科医として20年あまり経験を重ね、「鹿島田駅」直結ビル内に開業。
御宿 百合子 院長
ゆりこどもクリニック
川崎市幸区/新塚越/鹿島田駅
- ●小児科
子供たちの健康を守る小児科医として研鑽を積む
私の実家は薬局をしていて、田舎だったものですから(笑)、犬や猫をたくさん飼っていたんですね。そして、私が小学校に入学して間もないある日、倉庫にあった殺鼠剤を子犬が食べてしまったことがあるんです。私はまだ小さくて知識もなかったですし、苦しみながら亡くなっていく子犬を、ただ見ているしかできませんでした。このときに、「苦しんでいる犬や猫を救ってあげたい」という気持ちが芽生えて、獣医師を志すようになったんです。やがて中学生から高校生になると、当時流行っていた映画『野生のエルザ』に影響されて、「獣医師になってアフリカへ!」という感じに、獣医師になりたい気持ちをいっそう強くしたのですけれど(笑)。「動物よりもまず、人間を治せるようになってはどうか」という叔父のひと言によって、医学部受験を決めたんです。
慶應義塾大学の医学部に進学し、6年生になると実習がはじまりましたが、たくさんの診療科の中で小児科がいちばん性に合った、と言いますか。未来ある子供たちのためにたくさん勉強をして、私の手で子供たちの病気を何とかしてあげたいと思ったんです。2004年に開業するまでは、栃木県の足利赤十字病院をはじめ、伊勢原協同病院や川崎市立川崎病院などで診療を続け、小児科医としての知識や経験を積みました。
子供も大人も快適に過ごせる、地域密着型のクリニック
この近くに住いを構えて開業候補地を探していたとき、「ルリエ新川崎」はまだ建設中の段階でした。その後、ご縁があってビルの5階に『ゆりこどもクリニック』を開設することができ、診療をスタートして間もなく15年になろうとしています。私は、ずっと勤務医として診療していましたので、いわゆる「病院」という感じの施設しか知りませんでした。そのため、開業にあたっては親類の建築士にお願いをして、子供たちと保護者のみなさんにリラックスしてお過ごしいただけるような空間づくりを心がけました。
パステルカラーで統一したクリニック内は、待合スペースの一角に靴を脱いで遊べるプレイコーナーがあり、トイレにはオムツ替えシートをご用意しています。また、クリニックの壁面には、湿度を調整してくれる珪藻土を使用していますので、来院されるみなさんにも快適にお過ごしいただけるのではないでしょうか。必要な場合には、ビル内にあるクリニック間で連携をはかりながら、それぞれのケースでいちばん良い医療をご提供していきたいと考えています。
他クリニックと連携をはかりながら、常にベストな医療を提供する
当院を受診する子供たちの症状としては、やはり風邪などの感染症が多いでしょうか。お腹の風邪であったり、気道に症状があらわれる風邪であったり、中には高熱に苦しむお子さんもいらっしゃいます。診療の際、病人である子供たちを診るというのはもちろんですが、保護者のみなさんの不安を解消するというのもとても大事なことです。お子さんの治療が6~7割ならば、ママさんたちのケアにも3~4割の比重を置くという感じですね。子供たちのお世話をする側の気持ちが不安定ですと、それが子供たちに伝わってしまいますので、ママさんたちの不安を取り除いて安心してお帰りいただくというのも、私たち「かかりつけ医」の大事な役割だと思っています。
幸い、同じビル内にはいろいろな診療科のクリニックがあって、血液検査やレントゲン撮影などを依頼すれば、すぐに結果を知らせていただける体制が整っています。検査結果に問題がなければ、「きっと、あと1日、2日のうちに熱が下がってきますよ」とお伝えできますし、もしも重症であることが判明すれば、入院設備が整った医療機関をご紹介することができるでしょう。きちんとした数値や科学的根拠に基づいてご説明をすることによって、保護者の方々も納得し、安心してお子さんの治療を受け入れていただけると思います。
子供たちとご家族との信頼関係を大切に
子供たちを診察するときには、なるべく優しく、怖がらせないようにと心がけているつもりです。小さなお子さんも2、3歳になれば、だんだん状況が分かって来るものですが、1歳前後の赤ちゃんでは、ただただ泣き続ける…、ということも少なくありません(笑)。そんな時には、オモチャを総動員したり、スタッフたちにあやしてもらったりしながら、なるべく子供たちに負担のない診察をしたいと思っています。
私が医師になってからこれまで、本当にたくさんの子供たち、そしてご家族とお付き合いをしてきました。私が治療にあたった女の子が、今まさに看護学校に通って看護師をめざしていたり、病気がちだった子のおばぁちゃまが、「先生が結婚して子供ができて、もし忙しかったら私が面倒をみるわ」と言ってくださったり(笑)。これからも、そうした1つ1つの出会いを大切にしながら、本当に子供たちのためになる診療をしていきたいですね。
これから受診される患者さんへ
『ゆりこどもクリニック』は、「鹿島田駅」直結のビル5階で診療しています。私が医師になってから、もう30年あまりが経ちました。医師として、知識のブラッシュアップを続けるというのはもちろんですが、小児科医として診療を続けるなかで、たくさんの経験を積み重ねてきました。そうした経験を踏まえて、病気を治療することにプラスして、子供たちの健康相談や育児相談など、保護者の方々にとっての「悩み相談窓口」のような役割も担っていきたいと思います。お子さんの発育状態だけでなく、心の成長についてのお悩みなども、どうぞお気軽にご相談ください。
※上記記事は2018年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
御宿 百合子 院長 MEMO
小児科専門医
- 出身地:静岡県
- 趣味:ゴルフ
- 好きな本・愛読書 :推理小説・歴史小説・ドキュメンタリー
- 好きな映画:風と共に去りぬ・追憶
- 好きな言葉・座右の銘:へこたれない気持ち
- 好きな場所・観光地:京都
グラフで見る『御宿 百合子 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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