平野 由似 院長
YUNI HIRANO
患者さん一人ひとりの「こころ」と「お肌」に寄り添うクリニック
東京女子医科大学医学部 卒業。昭和大学病院皮膚科、日本赤十字社医療センター皮膚科、昭和大学医学部皮膚科学講座 助教、横浜市北部病院内科系診療センター、昭和医科大学藤が丘病院を経て、2025年10月、『こころみクリニック』院長に就任(東急東横線/目黒線「元住吉駅」から徒歩3分)。
平野 由似 院長
こころみクリニック
川崎市中原区/木月/元住吉駅
- ●美容皮膚科
- ●皮膚科
病を経験して感じた「支え合う医療」への憧れから、医師の道へ
医師であった父の姿を身近に見て育ち、幼い頃から医療という仕事に対して自然と関心を抱いていました。そうしたなか、中学生の時に大きな病を患って長期間入院を経験したことが、私の人生を大きく変えるきっかけとなりました。常に不安や苦しさを抱えてはいましたが、医師や看護師の方々が親身に寄り添い、献身的に支えていただいたことで、なんとか乗り切ることができたのです。患者としての立場を知ったからこそ、人の痛みや不安に寄り添える医療従事者になりたい──。そう決意して、医学部を志しました。
東京女子医科大学を卒業後は、昭和大学の皮膚科学講座に入局しました。皮膚科を選んだのは、研修医として多くの診療科を回る中で、信頼できる上司との出会いがあったこと、そして「皮膚を通して全身を診る」診療に魅力を感じたからです。たとえば足白癬や毛包炎といった皮膚症状の背景には糖尿病などの全身疾患が潜んでいることもあります。検査を行わずとも、皮膚の状態から全体像を把握し、病気を見抜く──。その奥深さに惹かれ、皮膚科医としての道を歩み始めました。
その後、結婚・出産を経て、自由が丘のクリニックで保険診療と自由診療の両方を学ぶ機会を得ました。そこで培った経験を活かし、2025年10月、『こころみクリニック』の院長として新たな出発をすることになったのです。
皮膚科専門医として、適切な診断から適切な治療へ導く
開院から間もない現在は、幅広い年代の方にご来院いただいています。中でも30~50代の女性が多く、にきびやしみ、しわなどのご相談が中心です。また、お子さんを含めた医療脱毛にも対応しており、年齢を問わず肌の悩みを抱える方が訪れています。
私はまず、「診断を大切にする」という姿勢を何より重視しています。しみを例にあげますと、種類を見極め、保険診療で対応すべきものか、自由診療が適しているかをしっかり判断した上で治療を行います。ここで仮にレーザー治療が適さない肝斑を見逃してしまうと、かえって悪化してしまうこともあります。そうしたトラブルを防ぐためにも、まずは丁寧に診察し、患者さんに最善の選択肢を提示することが大切と考えています。
また、当院の医療脱毛は、医師の管理のもとで安全に行える点が特徴です。皮膚トラブルが起きた際にも、すぐに医師が対応できる体制を整えており、お子さんを安心して任せられるという声を多くいただいています。信頼関係のもと、安心して施術を受けていただける環境づくりを常に心がけています。
完全予約制で、一人ひとりの患者さんとしっかり寄り添う
当院では「完全予約制」を導入し、患者さん一人ひとりとじっくり向き合う時間を確保しています。皮膚科のクリニックというと、「待ち時間が長く、診察は短い」というイメージを持たれる方も多いかもしれません。その点を考慮し、当院では患者さんのお話をゆっくり伺い、伝え忘れや疑問が残らない診療を大切にしています。
院内は広々とした待合室にウォーターサーバーを設置し、来院時の緊張を和らげられる空間づくりを意識しました。リラックスして相談できる雰囲気の中で、安心して診療を受けていただけるよう努めています。また、スタッフ全員が情報を共有し、保険診療・自由診療を問わず、患者さんのあらゆる質問に対応できるようにしています。診察で聞きそびれたことも気軽にスタッフに尋ねていただけるよう、院内全体で連携を取りながらサポートしています。こうしたチーム体制によって、医師とスタッフが一丸となり、患者さんに寄り添った医療を提供できると考えています。
地域クリニックの連携により、幅広い肌悩みに応える治療体制
『こころみクリニック』は、駅前にあるグループクリニックと連携し、皮膚科単独では対応しづらい疾患にも柔軟に対応できる体制を整えています。たとえば帯状疱疹等を繰り返す方は、背景に糖尿病などの基礎疾患が潜んでいることがあります。そうした場合は内科の医師と情報を共有し、より安全で適切な診療につなげています。
また、繰り返す湿疹や小児の皮膚トラブルなどでは、塗り薬の使い方や期間が分からず改善しないケースも少なくありません。皮膚科専門医として、外用指導を丁寧に行い、良い状態が長く続くようサポートしています。
美容面では、肝斑や老人性色素斑など、複数のタイプのしみが混在する患者さんも多く見られます。そのため、ヤグレーザーやレーザートーニング、さらには肝斑治療に適したリバースピーリングなど、肌質や症状に合わせた多彩な施術を導入しています。肌の状態を正確に診断し、無理なく続けられる治療プランをご提案しています。
これから受診される患者さんへ
当院では保険診療を軸に、必要な方には美容医療のご提案も行っています。もちろん無理に勧めることは一切ありません。お肌の状態や生活背景を考慮し、「今の自分に合った治療」を一緒に見つけていく──それが私の考える理想の医療です。
皮膚のトラブルは、見た目の問題にとどまらず、心にも大きな影響を与えることがあります。だからこそ、医師として、そして一人の女性として、患者さんの気持ちに寄り添いながら、少しでも前向きになれるようなお手伝いをしていきたいと考えています。
これからも地域の皆さまの「こころ」と「お肌」に寄り添うクリニックとして、丁寧な診療を重ねてまいります。
※上記記事は2025年10月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
平野 由似 院長 MEMO
皮膚科専門医
- 出身地:長野県
- 出身大学:東京女子医科大学
- 趣味:「子どもと一緒のお出かけ」
- 好きなこと・アーティスト:美術館・博物館めぐり/岡本太郎
- 好きな場所:美術館
- 好きな言葉:「誠実」
平野 由似 院長から聞いた
『にきび』
一人ひとりの状態に合わせてて適切な治療薬を選択していくことが大切
保険診療で十分な治療効果を得られない方には女性では婦人科疾患の可能性もありますので必要時、受診をすすめる場合もございますし、酒さ、毛包炎、ステロイド性ざ瘡、マラセチア毛包炎などの皮膚疾患も鑑別しなくてはなりません。スキンケアも重要で、洗顔や保湿は優しく行い、ノンコメドジェニックのスキンケア製品を選ぶことがおすすめです。
また、難治性のニキビの方には早期から自由診療を併用することもございます。にきびは慢性炎症性疾患ですので、にきびが良くなったからといって治療をやめると再燃することもありますから、根気強く治療を継続することが大切です。たかがニキビと考えず、にきびに悩まれていらしたら早めに皮膚科へ受診することをおすすめします。
グラフで見る『平野 由似 院長』のタイプ
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どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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| 穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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