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井田 泰嗣 院長

YASUTSUGU IDA

「目のことなら何でも相談したい」と思っていただけるような、安心と信頼を得られるような眼科のかかりつけ医を目指して

宮崎大学医学部医学科 卒業。鳥取大学医学部附属病院視覚病態学 後期研修医を経て、横浜市立大学附属病院眼科に在籍。横浜南共済病院眼科 科長を経たのち、2023年5月に『辻堂神台眼科』を開院(JR東海道線「辻堂駅」より徒歩1分)。京都大学医学部附属病院 総合臨床教育・研修センター CLiP Extension 修了。眼科専門医・医学博士。

井田 泰嗣 院長

井田 泰嗣 院長

辻堂神台眼科

藤沢市/辻堂神台/辻堂駅

  • ●眼科

眼科医としての責任とやりがい

井田 泰嗣 院長

高校3年生の時、1か月ほど入院して手術することがあり、生命の危機に対する不安感や日常を送れなくなる怖さを体感しました。その際に、看護師や医師の温かさや厳しさに触れ、普段の生活に戻れるようになり、医療への関心が芽生え、医師を目指すきっかけになりました。
小学生の頃から近視が強くなり、よく近所の眼科に通っており、眼科を身近に感じていました。眼科の手術は、大変細かく繊細さが要求されますが、洗練された手術は非常に美しいことが印象的でした。手術後、患者さんも良く見えるようになったと大変喜ばれるところにも魅力を感じ、眼科医の道を志しました。手術の研鑽を積む中で、手技の繊細さや奥深さを感じ、眼科の世界へ引き込まれていきました。
眼科手術は顕微鏡を見ながら、非常に精緻な手技が要求される分野です。人にとって重要な「見る」ことに貢献できるのは大きなやりがいと責任のある仕事と感じています。

2023年5月に『辻堂神台眼科』を開院いたしました。これまで培った経験を元に、最新の治療を取り入れながら、地域医療に貢献したいと考えています。

小さなお子さんの検査もお任せください

井田 泰嗣 院長

全体の割合としてはご高齢の患者さんに多くご来院いただいていますが、働き盛りの方やお子さんも含めて幅広い年齢層の方がご来院されています。昨今は、スマートフォンの普及、学校でのタブレット・パソコンを使用する機会も増えており、小児の近視も増えてきています。世界的にも近視は増加傾向にあると言えます。近視自体は、大きな病気とは言えません。ただ、近視が強いほど将来的に黄斑症や緑内障、網膜剥離のリスクが増加するため、安心はできません。当院では近視の抑制治療として、就寝前の目薬(低濃度アトロピン点眼)などによる自費での治療を行っています。
小児の場合、一般的に検査そのものが難しいと言われますが、当院ではスポットビジョンスクリーナーという機器を導入し、数秒だけキラキラ光ったところを見てもらうことで、近視や遠視などを検査することができます。視力の発達に影響を及ぼす状態をスクリーニングできます。小児の検査には非常に有効な検査です。また、検査は国家資格である視能訓練士が担当しておりますので、お子さんの目が心配という方も安心してご相談ください。

精密で高度な日帰り手術を実施

井田 泰嗣 院長

当院では、主に白内障や緑内障、網膜硝子体の日帰り手術を行なっています。在籍しておりました横浜市立大学や横浜南共済病院では、難症例を含め、延べ1万件以上の手術を担当してまいりました。
白内障の手術では、濁った白内障を人工のレンズに置き換える手術が行われますが、当院では保険適応の単焦点レンズと、手元から遠くまでピントの合う多焦点レンズの両方を扱っています。単焦点レンズの場合、術後もメガネは必要となりますが、当院では乱視を矯正する術中ガイドシステムを採用しており、裸眼視力が向上する効果もあって、多くの方にご満足して頂いているものと思います。
またこちらでは眼内レンズの”脱臼”にも対応しています。眼内レンズは一生ものですが、レンズを支えている組織が弱くなってくると、目の中に落下してしまうリスクを生じます。また、眼内レンズを入れる際、稀に“度数ズレ”が起きることがあります。例えば「遠くにピントを合わせたつもりが、術後に手元しか見えない」といったケースです。レーシック手術を以前に受けた方では、ズレが起こりやすいと言われています。当院ではズレが生じれば早期に交換を行い、また落下などのリスクが大きい場合、レンズを眼に固定する術式まで扱っておりますので、その点もご安心ください。
緑内障手術では、レーザー(SLT)、低侵襲緑内障手術、濾過手術をはじめ、内視鏡的毛様体光凝固術に対応した内視鏡付きレーザー(FiberTech社)を関東初導入しています。
日帰り手術では、リラックス効果の高い笑気麻酔を導入しています。目の中の手術ということもあり、強い不安を感じる方が多いですが、笑気麻酔を併用することで、緊張を緩和しながら手術を受けて頂くことができます。

1人ひとりの患者さんの状況やご希望を踏まえたオーダーメイドの治療を

「見えにくい」という症状の1つとっても、「夜に見えにくい」「日差しの強い日中に眩しくて見えにくい」「暗いところで見えにくい」など、見えにくさは様々です。その患者さんの訴えと、目の診察所見を付き合わせ、原因を探っていくところからスタートしていきます。
治療においては選択をしていただくケースも多くありますが、その際に指標となるのは、治療によってしっかりと改善するか否か、という観点です。例えば白内障の場合、視力は徐々に下がっていくわけですが、手術をする時期は医師の判断によるところが大きいです。当院では、術後に視機能が確実に良くなることが実感できる状況を見極め、手術の提案をさせていただいています。手術をしないでメガネを交換した方が良い場合もありますし、別の疾患で視力が下がることもあります。「白内障だから手術」ではなく、お一人お一人の生活状況やご希望を踏まえ、オーダーメイドの治療を心がけています。

これから受診される患者さんへ

『辻堂神台眼科』では、1人1人の方と丁寧に向き合って診療をさせていただいています。
目の病気は早期に発見し、治療を行えば視機能を生涯にわたり維持できるものが多くあります。お子さんの弱視や斜視は早期に発見し治療を行うことで視機能の発達を促すことができます。平均寿命が延びるに従い、生涯にわたり目の健康を守っていくことはとても重要なことです。誰しも目の老化は避けられないものですが、緑内障や網膜剥離、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性症など早期の治療により失明を防ぐことができる疾患も多くあります。目のことで少しでも不安なことがありましたら、どうぞ早めに受診をお考えください。

※上記記事は2025年1月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

井田 泰嗣 院長 MEMO

眼科専門医

  • 出身地:鳥取県
  • 出身大学:宮崎大学医学部医学科
  • 趣味:読書、初動負荷トレーニング、スポーツ観戦
  • 好きな場所:足立美術館・出雲大社(島根県)、大山(鳥取県)
  • 好きな言葉・座右の銘:「天は自ら助くる者を助く」

井田 泰嗣 院長から聞いた
『緑内障』

早期に適切な治療を受ければ、人生100年時代の視野と視力を守れる可能性は高くなってきている

緑内障は40代以上の20人に1人が罹患すると言われています。年齢が上がるとリスクは増えていき、現在日本の失明原因の第一位を占めている疾患です。
緑内障は眼と脳をつなぐ視神経が傷む疾患で、徐々に見える範囲、いわゆる視野が狭くなる病気です。初期の段階では、ほとんど自覚症状はなく、気づいたときにはかなり進行している視野は一度欠けてしまうと元に戻すことはできないものですから、進行させないことが非常に大切になります。緑内障の進行を抑制する治療としては、緑内障点眼薬等で眼圧を下げることが一番の選択肢となります。点眼薬は複数の成分が入った配合点眼薬の種類も増えており、点眼本数をまとめて減らすこともできます。効果を見ながら適したお薬を用い、状況に応じてお薬の種類を増やすこともあります。点眼薬でどうしても眼圧が下がらない場合や、視野障害の進行が止まらない場合、あるいはアレルギー等で目薬が使えない場合には、緑内障手術が検討されることになります。
ひと昔前、緑内障の手術は失明を覚悟して受けるものであり、なかなか手術はできないと言われていた時代もありました。現在も行われている濾過手術と言われるもので、眼圧を下げる効果は大きいものの、侵襲も大変強いものです。それに対して、低侵襲緑内障手術と呼ばれる術式が登場し、先に挙げた手術と比べれば侵襲も少なく、かつ眼圧を下げることが可能な手術です。ケースにもよりますが、点眼薬を減らせたり、点眼薬自体を休止できるという事例も多くあります。
人生百年と言われる時代です。長い人生の間、視野と視力を守れる可能性は、以前に比べ高くなってきていると言えます。

グラフで見る『井田 泰嗣 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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