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佐藤 卓 院長

SUGURU SATO

不妊治療(生殖補助医療)に特化した婦人科クリニック。当たり前のことを丁寧に“最高の体外受精”を提供したい

岩手医科大学 医学部卒業後、慶應義塾大学医学部 産婦人科学教室に入局。大学病院や関連病院で経験を積み、日本産科婦人科学会 専門医・指導医、日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医、日本生殖医学会専門医を取得。生殖医療専門クリニック院長を経て、2024年8月に開業。

佐藤 卓 院長

佐藤 卓 院長

藤沢IVFクリニック

藤沢市/藤沢/藤沢駅

  • ●産婦人科

生殖医療を専門に大学病院・関連病院で経験を積む

佐藤 卓 院長

私は福島県の出身で、大学は福島からさらに北にある岩手医科大学を卒業しました。大学卒業後に上京し、慶應義塾大学の産婦人科に入局したのは、同じく産婦人科医だった父の勧めがあったからです。慶應では生殖医療の臨床と研究が盛んに行われており、その分野のトップランナーといえる先生方のもとで学べたことは非常に幸運なことでした。
医師になって以降長く在籍した大学を離れた後は、大学の関連病院でもある都内・生殖医療専門クリニックで院長職を務めていました。大学にいた頃よりもさらに患者さんとの距離が近くなったことで、自分が理想とする医療の形が明確になってきたのもこの時期です。患者さんの生殖に関わる自己決定の権利を最大限に尊重した医療を提供していきたい……。そんなふうに考えてクリニックの開設を決めました。

当たり前のことを丁寧に“最高の体外受精”を提供したい

佐藤 卓 院長

『藤沢IVFクリニック』は、不妊治療(生殖補助医療)に特化した婦人科クリニックです。仕事と治療を両立していただけるように複数の路線が乗り入れる藤沢駅を選び、周囲の視線を気にせずお越しいただけるようにビル3階にクリニックを開きました。クリニックの名前にある“IVF”は体外受精(In Vitro Fertilization)のことを指し、卵巣から取り出した卵子と精子を体外で受精させるIVFは当院の診療の柱です。当院では不妊症と診断された方もそうでない方も、赤ちゃんを望みながら何らかの問題を抱えるカップルの希望を叶えるお手伝いをさせていただきます。
当院は“最高の体外受精”をご提供することを目標にしておりますが、何か特別な機材や治療法を取り入れているわけではありません。あくまでも基本に忠実に、当たり前の医療を当たり前に行うことが当院のスタイルです。ネット上に氾濫するさまざまな情報の中から正しいものだけを選んでお伝えし、医学的な根拠に基づいた無駄のない治療をご提供することで患者さんにご満足いただき、結果として妊娠という結果をもたらすことができればこれほど嬉しいことはありません。

不妊治療に取り組むカップルの「こうしたい」をサポート

佐藤 卓 院長

不妊治療に取り組む患者さんの年齢を平均すると、38~39歳といったところになるでしょうか。不妊治療に対する医療保険の利用が、現在は43歳の時点で制約を受けていますが、45歳を境に体外受精の治療成績も極端に低下します。不妊治療については「何もしないこと」も選択肢の一つと言えますが、一定の年齢を過ぎたとしても、診療の選択肢がゼロになるわけではありません。働きながら不妊治療に取り組むことを含め、個々の患者さんに適した診療計画をご提案させていただきますのでご相談ください。
と言いましても当院では何らかの治療を強制したり、不必要な検査をおすすめしたりすることはありません。不妊治療に取り組むカップルはそれぞれ生活環境や社会的背景が異なりますから、お2人の考えを尊重し、「こうしたい」をサポートすることが私たちの役割です。医療者として十分な説明と情報提供を行うことで、みなさんが正しい選択ができるようお手伝いさせていただきます。

着床前遺伝子検査・生殖遺伝カウンセリングに注力

不妊治療(生殖補助医療)は「不妊症」と診断された患者さんのためだけに行われるわけではありません。たとえば一部のがん治療は卵巣や精巣に有害であり、男性・女性ともに治療後の不妊のリスクが高くなることが分かっています。また家系に何らかの遺伝性疾患が受け継がれている場合、自然な妊娠では先天性の障害をもった赤ちゃんが生まれる可能性が高くなります。がん患者さんの場合は治療前に卵子や精子の凍結保存が有効であり、遺伝性疾患のあるご家族や親類がいるならば遺伝子検査を実施することで病気の赤ちゃんが生まれるリスクを回避できるでしょう。
私は慶應義塾大学病院で着床前遺伝学的検査(PGT)の研究と臨床に従事していたこともあり、当院においても遺伝子検査や生殖遺伝カウンセリングを提供しています。体外受精によって得られた受精卵に異常がないかどうかを調べる遺伝子検査は近年注目を集め、今後はさらに重要度が増すと考えられます。当院が必要とされる医療を適切に提供することにより、将来に不妊治療における遺伝子検査が根付くことになれば嬉しく思います。

これから受診される患者さんへ

体外受精をはじめとした不妊治療が保険適用となり、不妊治療のハードルが下がったことは確かです。とはいえ不妊治療には複数回の治療が必要になり、結果が出ないときには気持ちが落ち込むこともあるでしょう。当院はそうした患者さんのお気持ちに寄り添い、希望される結果が得られるように精一杯お手伝いをいたします。ご自分の体は今どのような状態で、どのような治療が適しているのか……、適切な検査のもとに分かりやすく丁寧にご説明させていただきます。本当の意味で“女性の味方”になりたいと考えておりますので、ぜひ一度足を運んでみてください。

※上記記事は2024年9月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

佐藤 卓 院長 MEMO

産婦人科専門医 /生殖医療専門医

  • 出身地:福島県
  • 出身大学:岩手医科大学
  • 趣味:MLB観戦
  • 好きなアーティスト:ビリー・ジョエル
  • 好きな場所:湘南、鎌倉の海
  • 座右の銘:「楽しくなければ、人生じゃない」

佐藤 卓 院長から聞いた
『不育症(反復・習慣流産)』

妊娠を維持できずに3回以上流産を繰り返す「習慣流産」

習慣流産とは「3回以上連続する流産」と定義されており、「2回以上連続する流産」は反復流産といわれます。どちらも妊娠を維持できずに流産や死産を繰り返す不育症によるもので、原因がはっきり分からないことも少なくありません。

習慣流産が生じる原因は、血栓によって子宮のはたらきが損なわれている/免疫メカニズムの異常によるもの/生まれつき子宮に異常がある、などさまざまなケースが考えられます。迷いなく治療に取り組むためにも、検査によって明らかな不育症の原因が指摘できないことを確認しておくことも有意義かもしれません。

グラフで見る『佐藤 卓 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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