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黒澤 弘二 院長

KOJI KUROSAWA

30年近く外科医として歩んできたスキルを活かし、優しい医療を提供

東京慈恵会医科大学医学部卒業。国立水戸病院 外科研修医を経て、血管外科で日本有数の講座である東京慈恵会医科大学 外科学講座に入局。大学病院や関連病院で、多数の手術経験を積む傍ら、客船飛鳥船医や米国ウィスコンシン大学マディソン校 血管外科 留学も経験する。帰国後、厚木市立病院 外科部長(血管外科専攻)。大手美容外科クリニックにて美容医療の研鑽を深め、2024年7月に『血管外科クリニック本厚木』を開業(小田急線「本厚木駅」より徒歩1分)。

黒澤 弘二 院長

黒澤 弘二 院長

血管外科クリニック本厚木

厚木市/中町/本厚木駅

  • ●血管外科
  • ●美容外科
  • ●美容皮膚科

専門性の高い血管外科医で研鑽を積んで

黒澤 弘二 院長

これまで外科医として30年余りを過ごしてきました。学生の時は、「外科医にだけはならない」と思っていたのです。理論的な内科に比べると大雑把なように見えましたし、立ちっぱなしで体力勝負、という印象があったものですから(苦笑)。それが卒業を迎える頃になり、段々と考えが変わっていきました。医者として全身を診れるようになりたいし、手に職も付けたい。そう考えるようになり、故郷の三次救急を担っていた国立水戸病院で研修医となりました。それが、外科医としての始まりです。やっていくうちに、外科医ならではと言いましょうか、手術で人を治せて、患者さんが笑顔で帰っていかれるのをやりがいと感じるようになっていったのです。研修医を終えたのち、母校(東京慈恵会医科大学)の外科学講座に戻ることになりました。ここは一般外科でしたから、消化器を始め、乳腺や呼吸器、肝臓、そして血管外科と、全身を診る機会に恵まれました。その中で最終的に専門として選んだのが、血管外科でした。血管外科は、どことどこを、どう繋げればこういう結果になるといったように、理論が明解、また、手術の出来が結果に直結するという面に惹かれました。また、血管は血管外科医しか扱えない分野ですから、その専門性の高さにも惹かれたのです。

厚木地区では初めての血管外科専門クリニック

黒澤 弘二 院長

2024年7月に厚木地区では初めてとなる血管外科専門クリニックを開業いたしました。専門クリニックとして、主に下肢静脈瘤に対する日帰り手術、透析シャント手術、PTA(バルーン拡張)を提供しています。私は血管外科の専門医として、これまで多くの下肢静脈瘤の治療を担当してきました。この疾患にも様々な治療法がありますが、現在、全盛となっているのは、2011年に保険適用となった血管内焼灼術であり、当院でもメインの治療となっておりますが、それ以前の標準的な治療であったストリッピング術(静脈抜去術)も多数の経験がありますので、静脈瘤の病態の正確な把握と、適応の判断、合併症の回避や管理など、自信を持っているところです。
シャントですが、透析人口は年々増えており、それと共にちょっとしたトラブルも増加傾向にあります。例えば、シャントが詰まってしまい、流れが悪くなって透析ができない、といったことはよくあるケースです。わざわざ大きな病院に足を運んでいただくのではなく、血管を専門に扱ってきた私たちだからこそ透析患者さんのお役に立てる面は大いにあると考えています。

医療に携わるものとして、患者さんへの優しさを忘れることなく

黒澤 弘二 院長

当院では「優しい医療」ということをモットーに掲げています。いくら技術的に優れていても、患者さんとの意思疎通がしっかり取れていなければ、上手くいくものもいきません。コミュニケーションを円滑にしてくには、患者さんが「話しやすい」と感じていただけることが大切で、それをこれまで心して患者さんと向き合ってきました。身体的なお悩みは、精神的な落ち込みも同時に抱え込むことになります。人に対する優しさがなければ、体と心を同時に癒すことは出来ないでしょう。
「優しい」という言葉は非常にシンプルで、ありふれた言葉とお感じになるかもしれません。しかし、それ以上でもそれ以下でもなく、医療者が必ず持っていなければならない姿勢と考えています。

外科医としてのスキルを活かした優しい美容医療

当院では血管外科のみならず、“優しい美容医療”を提供しています。様々なメニューを提供していますが、二重まぶたの施術や目の下のクマをとる経結膜脱脂法は多くのニーズがあります。いずれのメニューも、血管外科医として培ってきた細かな技術が活きています。
根本的には良かれと思って勧めていることかもしれませんが、一般の美容クリニックでは患者さんの主訴以外のことについても治療オプションを次々と提示してくるケースが少なくありません。当院ではカウンセリング自体、ドクターである私が行い、患者さんの思いを汲んだ上でご希望やご予算に応じて、過不足のない施術をお勧めしています。実は私自身、中高生の頃はニキビで大いに悩んだ経験があります。洗顔を頻回にしたり、軟膏をたくさんつけるなどしたものの、一向に良くならず、途方に暮れた時期もありました。そんな中で、たまにニキビが少し少なくなることもあって、ちょっとした変化ですが、そんな時はすごく気分が晴れた気がしたものです。私が美容医療の習得に励んだのは、当時のちょっとした変化で気分が上下することを実感していたからかもしれません。外見は、その人の人生に大きな影響を及ぼします。患者さんの気持ちに寄り添った“優しい美容医療”で、より前向きな人生を過ごしていただくお手伝いをすることが出来ればと思っています。

これから受診される患者さんへ

美容医療については、ワンポイント施術を加えるだけで見違えるような印象にすることも可能です。ちょっとしたことでも大丈夫ですので、どうぞお気軽にご相談ください。
下肢静脈瘤や透析シャントについては、長らく専門医として扱ってきた分野で、相応の自負を持っています。適切な治療を提案いたしますので、お困りのことがありましたら遠慮なくご連絡いただければと思います。

※上記記事は2024年7月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

黒澤 弘二 院長 MEMO

  • 出身地:茨城県
  • 趣味:マラソン、音楽鑑賞
  • 好きなアーティスト:YOASOBI、Mrs. GREEN APPLE、Official髭男dism
  • 好きな場所:バンクーバー、アメリカの国立公園、セブ島(フィリピン)
  • 座右の銘:「為せば成る」

黒澤 弘二 院長から聞いた
『下肢静脈瘤』

病態を正確に把握し、適した治療法を選択することが大切

夕方から夜にかけて、足がだるくなったり、足がつる、といった症状が見られます。外見上では、ミミズ腫れのように腫れたり、色素沈着が起こったり、進行すると皮膚に潰瘍ができることもあります。
下肢静脈瘤の手術は、カテーテルによる焼灼術、あるいは医療用接着剤を用いた塞栓術が第一選択肢となります。焼灼術とはレーザーや高周波を用い、静脈瘤の原因である血管の内腔を焼いて血管自体を閉塞させるものです。これに対し、グルー治療とも言われる塞栓術は、医療用接着剤を注入して固めることで血液の逆流を止めるもので、最近になって保険適用となりました。2つの治療に大きな差はありませんが、強いて言えば、塞栓術は麻酔注射の機会が焼灼術に比べて少なく済むメリットがある反面、医療用接着剤へのアレルギーがある方には適応出来ないという面があります。いずれの方法を用いるにせよ、適応を慎重に検討し、その方に合った方法を選ぶということが大切です。

グラフで見る『黒澤 弘二 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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