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萩原 大輔 院長

DAISUKE HAGIWARA

高度医療機関での長い経験と人脈が冴える。飼い主さんの思いを傾聴し、病気の早期発見と治療で家族の健康を長く見守る

麻布大学卒業後、千葉・神奈川の病院や二次診療施設に勤務し研鑽を積む。2023年1月『はぎわら動物病院』開院。

萩原 大輔 院長

萩原 大輔 院長

はぎわら動物病院

横浜市青葉区/藤が丘/藤が丘駅

  • ●犬
  • ●猫

飼い犬がきっかけで、動物の健康を守る獣医師の道へ

萩原 大輔 院長

もう亡くなってしまいましたが、かつて我が家でヨークシャーテリアを飼っていたんです。どちらかというと動物が少し苦手だった私は当初、犬を飼うことにそれほど興味がありませんでした。動物の動きは予想がつかず、追いかけられた思い出もあります。しかし私が中学生くらいのときに犬を飼い始め、家族の一員として一緒に生活していくなかで、どんどん動物に興味が湧いてきました。もともと生物や化学も好きだったので、薬学や医療に関わる仕事をしたいと思っていたところ、犬がいる生活をして犬の健康状態も気にするようになり、いずれは動物の健康を守る仕事に就けたらと考えたことが、獣医師を志したきっかけでした。大学卒業後は千葉にある一般開業の動物病院に3年ほど勤め、循環器や心臓病の分野をもっと学びたいと思い、専門的な二次診療を扱う高度医療機関に7年勤めました。そこで重篤な症状を扱うICUでの動物の管理、循環器の診療について研鑽を積みました。その後、県内の企業病院で5年ほど勤め、心臓病の専門外来など専門的な診療や看護師さんへの指導など様々な経験をし、『はぎわら動物病院』の開業に至りました。

飼い主さんの葛藤を払拭するため、しっかりと傾聴する

萩原 大輔 院長

『はぎわら動物病院』は飼い主さんの話を聞かせていただく、傾聴することは常に心がけています。飼い主さんにも聞きたいことや要望があるはずなのですが、どうしても獣医師に対して話しにくいという雰囲気や先入観があります。例えば、「最近お元気ですか」と尋ねたとき、飼い主さんは大抵「元気です」と返してきます。そこをいかに「元気なんですけど、最近ちょっと年齢のためか食欲が低下しています」など、会話の中で引き出せるようにと意識しています。特定の質問でというより、世間話をしたり、ご家族の話をしたりして「先生、そういえばね」と飼い主さんのほうから話せるような雰囲気にしていくことも、獣医師の務めです。動物が話せない以上、飼い主さんとのコミュニケーションは獣医療で特に大切です。かつての飼い主さんで、長く闘病している子の治療を続けることが「自分のエゴなのでは、いやもっと頑張らなければいけないのでは」と葛藤しながら治療をされている方がいました。私はそのときに「頑張らなくていいんですよ」と飼い主さんにお声かけをしたんです。最終的にその子は長い治療の末に亡くなりましたが、看護師さんが頑張りましょうと勇気づけるなかで「本当にこれでいいのかと言い出せなかった、先生の言葉ですごく救われました」と言ってくださったんです。投薬にしても薬を出すのは私たちで、毎日薬をあげるのは飼い主さんです。そこで葛藤や不安があるのであれば、よくお話を聞いて払拭できるようにしていきたいです。

長い研鑽と人脈を駆使し、高度医療機関や専門医と連携

萩原 大輔 院長

私自身は循環器や心臓病を得意分野としています。今でこそ、認定医や専門医という先生方が多く活躍されていますが、私が獣医師になった当時は今ほど医療の専門家が多くなかったんです。これから専門的な医師が増えると言われる中で、私が特に興味を持ったのが循環器でした。『はぎわら動物病院』で提供する専門的な治療は循環器となりますが、それ以外の二次医療も高度医療機関との連携で対応します。私はこれまで、町の動物病院から大学動物病院、CTやMRIなど高度医療を提供する医療センターでの勤務や研修の経験をしてきました。一次病院と呼ばれる町の動物病院などの医療機関ではなかなか遭遇しないような病気にも直面し、複数名の獣医師によるチームで手術も含め治療にあたる経験をしてきました。今まで培ってきた経験や、専門の先生とのつながりは私のなによりの強みです。外科や内科はもちろん、整形外科、皮膚科、神経科、眼科のほか、動物行動診療科という専門の獣医師とのつながりがあります。また、高度な医療を提供する施設での経験を生かし、必要があれば、適切な施設へ適切なタイミングで受診して頂けるようにご案内致します。そうした獣医師との繋がりを駆使し、当院に相談に来られた飼い主さんに可能な限りご希望にお応え出来るような治療のご提案をさせていただきます。「ここに来ればなんとかしてもらえる」と思っていただけるよう、来院された飼い主さんの悩みが解決できるように尽力します。また、専門分野である循環器の病気で紹介状を持ってこられたり、セカンドオピニオンをご希望の飼い主さんの対応もしていきます。

早期発見・早期治療は、家族との健やかな時間を守るため

『はぎわら動物病院』では健康診断は特に力を入れています。どうしても健康で元気だから病院に連れて行かないという飼い主さんは少なくありません。健康診断や検査というとお金もかかりますし、針を刺される、押さえつけられるというイメージがあり、心理的ハードルが高いと思います。しかし体重測定と触診、聴診器を当てる診察だけでも飼い主さんが気づいていない病変に気づけるということがありますし、症状が見られなくても治療が必要な段階の病変というものもあります。特に心臓の病気では、病気が発症してから症状が出るまでに時間がかかることが多く、症状が出る前に治療を行うことで、無症状の期間をより長く過ごすことが出来る場合があります。飼い主さんにも「健康でも、いつ病気になるかわからず、言葉は話せない動物たちの健康状態にいち早く気づいてあげることが大切です」とお伝えしています。お散歩のついでなどにふらっと寄っていただき、気楽に診察できるような場所でありたいと思います。爪切りなどをしながら健康診断や検査につなげ、病気の早期発見と早期治療ができれば望ましいものです。なにもなければそれでいいですしね。そうして大切なご家族との健やかな時間を長くお守りすることが、私たちの一番の目標です。

これから受診される飼い主さんへ

『はぎわら動物病院』は東急田園都市線・藤が丘駅より徒歩4分、ビルの2階にあります。病院併設の駐車場のほか、近隣の駐車場と提携もしておりお車でも通いやすくなっています。私は循環器科を得意分野としており、内科、外科、皮膚科、歯科など幅広く診療しています。高度医療機関とも連携し、必要に応じて二次医療施設をご紹介致しますので、不安なことがあればまず当院にご相談ください。健康診断や各種予防接種も対応しており、特に日ごろからワンちゃんやネコちゃんを見守ることを大切に考えています。具合が悪くなくても、お散歩ついでに気軽に立ち寄っていただければなによりです。飼い主さんがなんでも気軽に相談できる場として獣医療を提供していきますので、ご来院お待ちしています。

※上記記事は2023年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

萩原 大輔 院長 MEMO

  • 出身地:横浜市
  • 趣味:映画鑑賞・お酒を嗜む
  • 好きな音楽・アーティスト:CHAGE and ASKA、ZARD
  • 好きな映画:ワイルドスピード、ルパン三世カリオストロの城
  • 好きな言葉 座右の銘:いつか最高の自分に生まれ変われる気がする

萩原 大輔 院長から聞いた
『犬の僧帽弁閉鎖不全症』

無症状の期間が長い。健康診断や聴診で早期発見を

僧帽弁閉鎖不全症は、犬の心臓の左心室と左心房の間にある僧帽弁が閉じにくくなり、血液が逆流し、心臓のポンプ機能が低下する病気です。犬の心臓病の8割がこれにあたり、血液が滞り肺に水分が溜まる肺水腫を発症することで呼吸がしづらくなります。また、ポンプ機能の低下により散歩に連れていってもすぐに疲れてしまう運動不耐性を起こします。この僧帽弁閉鎖不全症の原因は、遺伝が関与している可能性が高いと言われていますが、はっきりとしたことは解明されていません。小型犬、キャバリア、チワワなどが中高齢期にかかりやすい病気です。治療法は、薬を服用する内科治療が中心ですが、最近では外科手術で僧帽弁を修復することもできます。僧帽弁閉鎖不全症は初期段階ではほぼ無症状で、この期間が比較的長いです。聴診して心臓に雑音があり検査をして初めて心臓病がわかるというケースが多いです。なので、元気な状態であっても定期的な健康診断や聴診などをして、早期発見・早期治療に努めることが大切です。

グラフで見る『萩原 大輔 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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