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濱田 宇広 院長

TAKAHIRO HAMADA

飼い方から病気のこと治療のこと なんでも気軽にご相談いただける動物病院

麻布大学卒業。名瀬犬猫病院をはじめとして複数の病院に勤務し、2023年4月より『ながつたペットクリック』院長に就任。

濱田 宇広 院長

濱田 宇広 院長

ながつたペットクリニック

横浜市緑区/長津田みなみ台/長津田駅

  • ●犬
  • ●猫

人間と動物の関係性に貢献できる道を探して

濱田 宇広 院長

私が高校生の頃、今に続く環境問題が徐々にクローズアップされてきていました。その1つが絶滅危惧種に代表される動物の問題だったのです。もともと動物が好きだったこともあり、動物のことを学び、何かアクションができる人になりたいとやがて考えていくようになりました。調べていく中で、獣医師という職業ならば、人間と動物の関係性の部分により直接的に貢献することができるのではと思ったのです。

麻布大学卒業後は名瀬犬猫病院に入職しました。そちらの院長先生も麻布大学のご出身で、しかも同じ外科学研究室に所属されていた縁もあってお世話になる運びとなりました。獣医師となって最初の期間に先生のもとで教わったことは、以降の私の礎であり、糧となっています。その後、複数の病院で副院長職などを務めたのち、2023年4月に『ながつたペットクリニック』院長に就任し、現在にいたっています。

「ハンドリング」を重視し、負担少なく動物に優しい診療を提供

濱田 宇広 院長

持てればいい、という考え方もありますが、当院ではハンドリングを重視しています。ハンドリングには動きを抑制し、安定させる意味があります。実際、治療をするにあたってハンドリングが上手いかどうかでかなり話は変わってきます。例えば持ち方が下手だと動物も嫌がって動いてしまいますし、止められないから鎮静剤を打たざるを得ない、ということが起こります。持ち方が上手だと、限界はあるにせよ、多くの治療で鎮静処置が必要なくなります。また、何より動物に安心して受診してもらえます。
私は初めに勤めた名瀬犬猫病院で、ハンドリングを徹底的に叩き込まれました。大学を卒業して2年目くらいまではまだまだで、診療室に入ってくるなり、「ウー」と唸る子もいたものです。ところが1年経ち、同じ子ともう一度対面すると、今度は何も言わないし、おとなしく診察をさせてくれたんですね。まさに身を以て体験したことで、ハンドリングの大切さを痛感し、日々精進を心がけるようになったのです。

ハンドリングは、飼い主さんが動物との関係性を構築する上でも重要です。当院ではしつけ等の相談も承っていますが、その中でハンドリングについてもお話しさせていただくことがあります。すぐに習熟するのは難しいとしても、知っているかどうかでずいぶん違ってくると思います。

できるだけ多くの選択肢を飼い主さんに提供するために

濱田 宇広 院長

『ながつたペットクリニック』では治療の選択肢の1つとして鍼治療を扱っています。もちろん西洋医学的なアプローチがベースとなりますが、それとは異なる別の選択肢もご提案できるというイメージです。例えば、老齢の子で椎間板ヘルニアを患っていたとしましょう。負担を考えると全身麻酔下の手術はためらわれる、しかし、他に選択肢がなければ麻痺と付き合っていくことを余儀なくされます。鍼治療は、そうしたケースで有効な選択肢となり得るのです。
繰り返しになりますが、根拠に基づいた医療を提供する上で、西洋医学が第一の選択肢となります。その上で、サプリメントなどと並び鍼治療が解決の糸口になることがあるのです。

まずジェネラリストであり、そのベースの上に専門性を積み上げていく

お隣がペットショップということもあって、そちらで子犬や子猫を購入された方が受診されることが少なくありません。初めて動物を飼う、という方も一定数おられますので、上述したハンドリングも含め、食事など飼育の仕方をアドバイスさせていただくこともあります。
こうした環境は動物病院として特異かもしれません。それも考慮に入れ、当院はスタンスとして、個々の専門性も追求するジェネラリストでありたいと考えています。画像診断の専門の先生をお呼びしていたり、鍼治療などの特殊な治療もおこなっていますが、それ以前に、あらゆるものを一通り拝見するという姿勢を堅持していきたいのです。その上で、より高度な治療や検査が必要か否かを正確に判断できるよう研鑽を積んでまいります。

これから受診される飼い主さんへ

よく「こんなことを聞いてもいいかしら?」と、飼い主さんが仰ることがあります。躊躇される必要はありません。病気のことはもちろん、気になることがあれば、なんでも遠慮なくお聞きいただければと思います。ハードルが高いと思われ、来れなかった、診れなかった、という事態は避けたいというのが私の思いです。動物のことはなんでもお気軽にご相談ください。

※上記記事は2024年8月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

濱田 宇広 院長 MEMO

  • 出身地:京都府
  • 出身大学:麻布大学
  • 趣味・特技:写真、釣り、サイクリング
  • 好きな映画・ドラマ:『スター・ウォーズ』/『鬼平犯科帳』
  • 好きな場所:爽やかな川や湖
  • 座右の銘:「言い方・伝え方が大事」

濱田 宇広 院長から聞いた
『犬の嘔吐』

“食べ過ぎ”が思わぬ盲点に

他の病気の可能性もありますが、朝、ご飯を食べる前に胃液を吐いてしまっているケースは、胃酸過多による可能性が大と考えられます。私の経験則によるものですが、どうやら食事中の食物繊維の量に左右されると思われるのです。減量用のご飯を与えている方は多いと思われますが、そうしたご飯には食物繊維が多く含まれます。それを消化しようとすると消化管が絶えず動くようになり、胃酸が過剰に分泌される状態が常となっていくのです。実際、ご飯を調整することで、症状が回復することが多々ありました。
食事に関連し、体重管理についての所見も1つ述べさせていただきます。よくあるのが、ご飯を残してしまうのに太っている、というもの。その多くは、食べきれる量をすで超えて与えてしまっているということです。袋に書いてある量を信じ、「これだけ食べさせなきゃいけない」という感覚の方が多いと思うのですが、個体差がありますし、同じ子であっても年齢を経るに従って変わってきます。グラム単位で増減を調整していただくことで、本当に適切な量がわかることになりますし、そうなれば、よく食べるし、体重もオーケー、吐くこともなくなる、ということになるのです。

グラフで見る『濱田 宇広 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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