上田 裕 院長
YUTAKA UEDA
西洋医学と東洋医学の融合「中西融合」治療を実践
ペット達のリハビリにも取り組む動物病院
北里大学獣医学部卒業後、専門学校の講師などもおこないつつ茅ヶ崎にある動物病院で8年程勤務し臨床経験を積む。1994年に麻生獣医科医院を開院。2000年に現在の場所でリニューアル(小田急線新百合ヶ丘駅より徒歩15分)。
上田 裕 院長
麻生獣医科医院
川崎市麻生区/上麻生/新百合ヶ丘駅
- ●犬
- ●猫
- ●ウサギ
- ●フェレット
- ●ハムスター
- ●鳥
- ●その他
動物に携わる職業として興味のあった獣医師の道に進む
私が子どもの頃は、一家に1匹は犬がいた時代でした。動物病院の雰囲気は嫌いじゃなかったですね。ただ、小学校の頃からケーキ作りが趣味で高校の頃まではケーキ職人…今でいうパティシエになろうと思っていました。親から「他にはないの?」と言われ、もともと医学にも興味があったこともあり、好きだった動物に携わる獣医師を目指しました。もし、獣医師になってなかったらパティシエになっていたかもしれません(笑)。どちらも手に職をつけるという意味では共通しているといえますね。大学卒業後は、専門学校の講師などもおこないつつ神奈川県の茅ヶ崎にある動物病院で8年程臨床経験を積みました。1994年に麻生獣医科医院を開院。2000年に今の場所に移りました(小田急線新百合ヶ丘駅より徒歩15分)。
犬・猫から、エキゾチックアニマルの診療も可能
当院の診療対象は犬・猫のほか、ウサギやフェレット、ハムスター、モルモット、小鳥など小動物も対応しています。健康診断や予防接種も対応しているほか、トリミングやペットホテル、犬のしつけ教室などもおこない、ペットライフのトータルケアをモットーにしています。初診の患者さんには、必要に応じてカウンセリングルームでお話を聞くこともあります。
私が獣医師を目指した頃、学校で学ぶのは主に牛や豚などの家畜について。扱う病気も法定伝染病などが中心でした。ですから当時は卒業した後にインターンで実地に学ぶわけです。私がお世話になったクリニックでは犬や猫、小動物のほか、爬虫類などのエキゾチックアニマルと呼ばれるペットの診療もおこなっていました。8年近く勤務したお蔭で、私も一通りのスキルを身につけることができました。開院当初はエキゾチックアニマルの診療もおこなっていたのですが、現在では専門に扱うドクターも増えたこともあり扱うことはほとんどありません。ですが、急に依頼があれば専門外であることをお話しして診療することも可能です。
西洋医療と東洋医療の融合「中西結合」を実践
当院の診療には他にはない大きな特徴が2つあります。一つは「中西結合」の治療。もう一つはペット達のリハビリを積極的におこなっていることです。
中西結合とは西洋医療と東洋医療(中医学)融合した医療のことを指します。当院では薬や手術による西洋治療のほか、ハリや漢方を使用した中医学的治療も長年おこなってきました。西洋医療は主にしっかりとしたエビデンスやデータによる論理的な根拠に基づき、手術や薬を用いる治療法です。診断が正しければ誰がやっても同じ治療で同じ結果が得られ、治療のご説明もしやすいのが特徴です。
一方「中医学」とも呼ばれる東洋医療では、医師の感覚や経験を重視するのが特徴。ペットを触ったり、見たり聞いたりすることで病気を診断し、漢方薬やハリ、お灸などによる治療をおこないます。
例えば風邪の症状に対しては、西洋医学の場合には血液やレントゲンなど各種検査をおこない、効く治療法や薬を探り出します。一方東洋医学の場合には、見て、触って薬を選びますが、同時にペットの体質も考慮に入れます。どんな風邪なのか、患者さんの体質はどうなのかで選ぶ薬も変わって来るんです。西洋医学は病気を叩く、東洋医学は体を元気にさせて病気を叩かせる、と言うと分かりやすいでしょうか。抗がん剤などはがん細胞を叩きますが、同時に正常な細胞も傷つける恐れもあります。それぞれ一長一短があるので、どの薬や治療法を選ぶかはペットそれぞれで違ってきます。
ただ、検査の数値に異常がなくても具合の悪い子もいますので、中医学の利点を加える状況と患者さんのご希望に合わせてそれぞれの治療法をご提案するのが当院の方法です。西洋医療を希望される患者さんには薬や検査を中心におこないますが、希望に応じて東洋医療もおすすめしています。
生活の中で実践できるペット達のリハビリを提案
当院のもう一つの特徴、ペット達のリハビリですが、目標はいつまでも自分で食べて自分で歩ける子を目指すことです。ペットのリハビリでは大きな設備を整えておこなっているクリニックもありますが、当院でおすすめしているのは、ご自宅でも手軽にできるリハビリです。
例えばマッサージをすることや前足を持って後ろ足で立たせる方法など、飼い主さんが簡単にできる方法ばかりです。動物は基本、歯を食いしばったリハビリは絶対にしないのが特徴です。歩けなければ歩けないでもかまわないという感覚なので、そのままにしておくと機能がどんどん弱ってしまいます。ですから、ペット達が続けられるように人間の側でひと手間かけてあげる必要があるんです。先ほどの後ろ足で立たせる運動の場合であれば、テレビのCMの時などちょっとした時間で少しずつおこなうようにします。1回2分程でも、1時間番組の間で結構な運動をすることが可能なんです。ほかにも食事の時に前足を上げる姿勢をとる、通路に家庭用ラップの箱を置いてみる…など自然と体を使う方法を一緒に考えていきます。弱っている場所を使わなければいけない状況にすることで、機能の衰えを防ぐことを目的にしています。
ほかにも中医学の知識を応用して、鍼を打つ場所へのマッサージを指導することもあります。私は動物向けのリハビリ資格を取得しているのですが、リハビリメニューの中には鍼灸治療も含まれているんです。東洋治療の知識も応用して、ペット達が自分で食べる・歩くことができるようお手伝いが出来ればと思っています。
当院の建物は、リハビリにくる子たちが歩きやすいよう、入り口にスロープをつけるなど工夫しています。あまり歩かなくなったなど、ペット達の運動でお困りのことがあれば、一緒に良い方法を考えたいと思います。まずはご相談ください。
これから受診される飼い主さんへ
西洋医学は数値での管理もしやすく、良い治療法です。しかし、治療にもある程度の限度があります。今受けている治療法で良くならない、プラスアルファの治療法を求めているといった方は当院にご相談ください。診療は予約制をとっていますので、ゆっくりとお話することが可能です。ペット達の状態をお伺いして、何かアドバイスができるかもしれません。また、ペットの病院も現在では専門化が進んでいます。なんとなく様子がおかしい、どこへ連れて行っていいか分からない、といった時にもお気軽にご相談ください。
※上記記事は2018年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
上田 裕 院長 MEMO
- 出身地:福岡県
- 趣味:サーフィン、釣り、潮干狩り、ドライブ、スキー、スノボ
- 好きな作家:星 新一
- 好きな映画:アクション物、スター・ウォーズなど話題作
- 好きな言葉・座右の銘:継続は力なり
- 好きな音楽:J-POP、ジャズ
- 好きな場所:海、山
CLINIC INFORMATION
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