川崎市獣医師会 夜間動物救急センター
川崎市高津区/久地/二子新地駅
- 犬
- 猫
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山田 耕一 院長への独自インタビュー
ペットや患者さん、孤軍奮闘するドクターのために開院
川崎夜間動物救急センターは、川崎市の獣医師会が設立した夜間対応専門の動物病院です。全国的にみると獣医師会が運営している夜間病院は川崎、名古屋、仙台、九州など5、6か所くらいしかありません。ペット達は夜中に体調を崩すことも少なくないのですが、動物病院の7割は院長先生がお一人で診療をおこなっており、対応にも限界があります。川崎市獣医師会ではドクターの負担を減らすため、そして、ペットと患者さんの安心のために、夜間の救急対応病院の設立を決めました。ちょうど、有志による日本動物高度医療センターの立ち上げ計画が進んでいたこともあり、その一角を借りる形で、2007年、川崎夜間動物救急センター開院を設立いたしました(東急田園都市線「二子新地駅」より徒歩13分)。
かかりつけ医への橋渡し役として活動
当院の診療対象は犬と猫。多くの動物病院が診療していない夜の9時から翌2時まで診療をおこなっています。夜間にケガや病気、トラブルなどで体調を崩したペット達の診療が中心です。ですから、ここで全ての患者さんを診るのではなく、緊急で診察し、次の日は必ずかかりつけ医の先生に診てもらうことをコンセプトにしています。緊急性がない疾患の場合には、応急処置をおこない、翌日診療医のところで処置をしてもらうようにおすすめしています。また、今、処置をしなければ命が危ない…という場合には手術をすることもありますが、基本的に入院設備もないので、手術の後は一旦お預かりし、翌朝には退院してかかりつけ医のドクターに術後の経過を見ていただきます。もし、重度な病気の場合、飼い主さんの了解を得た上で隣接する日本動物高度医療センターをご紹介することも可能です。
患者さんは近隣の方が多いですが、東京や千葉など遠方からみえる方や、旅行中に体調を崩したペットを連れてみえる方もいらっしゃいます。個人で受診する方がほとんどですが、獣医師会所属の病院にはパンフレットも置いてありますし、夜中にドクターからご紹介をいただくこともありますね。患者さんからお電話をお問い合わせをいただいた際には、病気やケガの状態や状況をお聞きして、状態によっては様子をみていただきます。また、電話では様子が把握できない時や患者さんの不安が大きな時には受診をおすすめしています。ペットと飼い主に安心してもらうことも当院の大切な役割と考え、患者さんに寄り添った治療をしていきたいと思います。